NEO TRADITIONAL GAZATTEER RAKISH TOKYO GUIDE vol.1
BRYCELAND’S CO.
ブライスランズ
原宿から世界に向けて発信される“イーサンズワールド”
December 2019
昨年原宿にオープンしたここブライスランズだろう。
前列左はアスコット チャンのジャスティン・チャン氏。中央がブライスランズのクリエイティブディレクター、イーサン・ニュートン氏で、右がパートナーのケンジ・チュン氏だ。後ろ左から、北京から来たカルヴィン・ツァン氏、アングロフィロの小野雄介氏、ブリオのジョージ・ワン氏、スタッフの平松優也氏、W.W.チャンのパトリック・チュウ氏。
香港のアーモリーの立ち上げに参画し、ラルフ ローレンのアジアン・パシフィック地区のメンズラグジュアリー シニアディレクターを務めたオーストラリア人のイーサン・ニュートン氏。
彼が香港人の実業家ケンジ・チュン氏と組んで、昨年3月、原宿にオープンしたブライスランズは、本格仕立てのテーラードとヴィンテージの両者を絶妙にミックスさせた独自のスタイルを打ち出し、いま世界的な注目を集めているメンズストアだ。
例えばメイド・トゥ・メジャーで展開しているナポリのダルクオーレのスーツは、従来のカットとは全く異なるイーサンの頭の中にある理想のイメージを具現化したものだ。肩幅を広くとり、ゴージは低く、裾はカッタウェイのように外に逃がし、トラウザーズはハイウエスト。
ナポリのアンブロージの既製品トラウザーズをいち早く仕かけたのもイーサンだ。同じく股上を深くしたアウトの2プリーツで、バリバリのヘビーウェイトの生地を乗せて展開している。
本記事は2017年5月24日発売号にて掲載されたものです。
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THE RAKE JAPAN EDITION issue 16