Friday, December 20th, 2019

NEO TRADITIONAL GAZATTEER
RAKISH TOKYO GUIDE vol.10
ザ・レイクの東京案内

シャツはビスポークのみで¥35,000~だが、価格は生地によって異なる。中心価格帯は¥45,000~50,000。細く仕上げられた剣ボロはボタンを省略し、すっきり見せている。

YAMAGAMI SHIRT 山神シャツ
シャツ作りへのたゆまない情熱がたゆまない進化を生むシャツ職人

ディテールの隅々にまで美意識が宿ったシャツを仕立てる40歳。
ビスポークシャツ界の期待の星が、山神正則だ。
photography jun udagawa text yuko fujita
 ひとりですべてを手がける丸縫いシャツの職人として2010年から活動を開始し、現在はストラスブルゴ南青山店の3階にあるハウス テイラーズ ラボを拠点に活動している山神正則氏。

 イタリアでシャツをス ミズーラしても、実際のところ細部にまで美意識が宿ったカミチェリアはほんのひと握りだが、ウェルドレッサーである山神氏のシャツには、ディテールの隅々にまで彼の美意識が宿っている。そう、山神氏は、体に合った美しさとディテールの美しさという両面を兼ね備えたシャツを仕立てられる、世界でも数少ないシャツ職人である。

 山神氏のシャツは、袖付けの縫い代は袖山側が太く、脇の下は細くなっている。肩のイセ分量を多くして立体的に仕上げ、逆に脇はすっきりさせてフィット感を高めるためだ。

 肩はコンパクトに設計されているため肩の丸みが美しく表現され、自身の身体と一体となって馴染んでいる感が、とてもエレガントに映る。さらにボタン付けに関しても、それぞれの位置によって根巻き量を変えるこだわりようだ。

「お客様には、生地選びから仮縫いまで、できあがっていく過程を楽しんでもらえると嬉しいです」と笑顔で語る。彼に託せば、きっと今までで最高の1枚を仕立ててくれるに違いない。

STRASBURGO HOUSE TAILOR’S LAB.
東京都港区南青山3-18-1 マミーワールドビル3階
TEL.03-3470-6367
営業時間:11:00~20:00(土・日・祝11:00~)
定休日:無休(山神氏は不定休のため要予約)

本記事は2017年5月24日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 16

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