NEO TRADITIONAL GAZATTEER RAKISH TOKYO GUIDE vol.7
FAKE α
フェイク アルファ
アメカジテイストを固守する究極のヴィンテージショップ
December 2019
高い評価を得ているのが、近藤卓也氏のヴィックテーラーだ。
ヴィンテージ界では知らぬ人はいない、マネージャーの澤田一誠氏。ライダースジャケットは、50sのショットのワンスター、ジーンズは70sのリー 200、それに知人ブランドのアトラクションズのブーツという合わせ。
特にアジアにおいて顕著だが、ここ数年でビスポークテーラリングの世界に足を踏み入れた若い世代の富裕層は、アメリカンヴィンテージに対する関心も非常に高い。時代を経ても価値の褪せることのない普遍的な服という点で、両者は共通している、とみな口を揃えて言う。
実際、アジアの富裕層が東京に訪れると、贔屓のテーラーやビスポークシューメーカーでスーツや靴をオーダーし、その後ヴィンテージのユーズドショップを回るのがお約束になっている。そんな彼らの聖地として君臨しているのが、原宿の竹下通りから一本横道を入ったところにあるフェイク アルファだ。
同地で、その歴史は既に30年以上。1940~60年代のアメリカのヴィンテージが中心で、極上コンディションのアイテムのみを揃えている。
マネージャーの澤田一誠氏曰く、最近はだいぶ売れてしまったそうだが、それでもリーバイスの501XXだけでも50本以上、加えてデッドストックも常時10本以上という圧倒的な品揃えを誇る。最近ではアロハシャツやボーリングシャツも人気が高い。
とにかく他のユーズドショップとは一線を画す垂涎ものの品揃えである。最高のものばかりを揃えている店だからこそ、実はヴィンテージ入門者にも最適の店といえるのだ。
FAKE α
東京都渋谷区神宮前1-8-21 ラ・レンヌ2F
TEL.03-3404-0168
営業時間:11:00~20:00
定休日:無休
www.berberjin.com
本記事は2017年5月24日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
THE RAKE JAPAN EDITION issue 16