HOTELS DELUXE Vol.22

ホテル連載 第22回:ヘリコプターで行けるホテル

April 2023

「少し遠い」と感じる場所ならば、ヘリコプターで行くのはいかがだろう。いつもと違う景色を楽しめるし、なによりも時間短縮になる。温泉やゴルフを楽しみに、ヘリコプターで行きたいラグジュアリーホテルを厳選した。

 

 

text yukina tokida

 

 

<アマネム>

名古屋から列車で2時間のところをヘリなら45分。伊勢志摩の大地と英虞湾の美しさに溶け込む瓦屋根が見えてきたらホテルに到着だ。

 

英虞湾を望む大崎半島の先端に位置する「アマネム」は、黒やグレイを基調とし、周りの自然に溶け込むように造られている。瓦屋根や切妻屋根、障子や格子、組子細工、杉材や玄武岩など、随所に日本らしさがちりばめられている。

 

 

 2016年に伊勢志摩国立公園内に誕生した「アマネム」は、名古屋から列車でおよそ2時間の場所に位置している。車窓からの景色もいいが、英虞(あご)湾の美しい海岸線を上空から楽しみながらホテルへ向かうのはいかがだろうか。京都へリポートや県営名古屋空港からは約45分、東京ヘリポートからだと約110分でアクセスできる。

 

 着陸するのはホテル敷地内の専用ヘリポートであるため、スムーズなチェックインが叶うのも嬉しい。25万㎡という広大な土地に立つ同ホテルは、2000㎡もの広さのウェルネス施設があるだけでなく、すべての客室に源泉が引かれているなど、極上のスパ・リゾートともいえる存在。またホテル隣には、英虞湾を望む本格的なゴルフコースも。ヘリコプター移動で時間に余裕をもたせたら、ゴルフを楽しむのもよし、プライベート空間での温泉三昧もよし。思い思いの滞在を満喫したい。

 

 

 

客室だけで336㎡もの広さの「ツキヴィラ」は2ベッドルームタイプ。室内は木の温もり溢れる空間。露天風呂と内風呂、リラクセーションルームをも備える温泉棟やリビングエリア、ダイニングエリアやキッチン、そしてBBQやピクニックもできる広々とした庭を擁している。ツキヴィラ2名一室一泊料金 ¥543,950~(税・サービス料込) 宿泊に関するお問い合わせ:アマネム TEL.0599-52-5000 

 

 

定員3名の「R44」。参考運航料金:京都ヘリポート発 ¥350,000~、県営名古屋空港発 ¥500,000~、東京へリポート発 ¥700,000~。最大定員5名の機体もあり。ヘリコプター利用に関するお問い合わせ:AirX TEL.050-1746-0630 ©AirX Inc.

 

 

 

<ザ・リッツ・カールトン日光>

「いろは坂」渋滞の心配は無用。首都圏から、わずか約45分で手付かずの自然が残る奥日光へ。

 

ヘリコプターが離着陸する「日光中宮祠ヘリポート」はホテルからクルマで5分ほどの場所に位置している。ホテル付近では、目下に「いろは坂」や「華厳の滝」も見つけられるだろう。自然豊かな奥日光ならではのアクティビティも多彩に用意されている。

 

 

 急カーブの坂道で有名な「いろは坂」を登り切った先、中禅寺湖や男体山に囲まれた日光国立公園内に立つ「ザ・リッツ・カールトン日光」を訪れるなら、圧倒的にヘリコプターがおすすめだ。なぜなら、車酔いや渋滞、特に冬は雪道での運転技術の不安にも惑わされることなく、東京や横浜からは約45分(クルマだと約3時間)、京都からなら約2時間半で到着できるから。

 

 成田空港(羽田空港は乗り入れ不可)からも50分程度で着くという。こんな短時間なら、平日にふらっと訪れてワーケーションするのもいいだろう。朝日航洋が所有するヘリコプターには最大8名まで乗れる機体もある。グループでの旅や、ビジネス利用にも向いているのだ。奥日光ならではの美食や景色、温泉を満喫して、凝り固まった心身を思う存分解きほぐしたい。

 

 

最上ランクの「ザ・リッツ・カールトンスイート」(277㎡)からの景色も圧巻。1泊¥1,143,860~(税・サービス料込/時季により変動)宿泊に関するお問い合わせ:ザ・リッツ・カールトン日光 TEL.0288-25-6666

 

 

最大定員4名の「AS355型機」。参考運航料金:東京ヘリポート発 ¥900,000~ ヘリコプター利用に関するお問い合わせ:朝日航洋株式会社 TEL.03-3522-0646 ©Aero Asahi

 

 

世界にはパラグライダーでチェックインできるリゾートも!

SIX SENSES ZIGHY BAY

2024年に日本にも上陸予定のラグジュアリーホテルグループ「Six Senses」には、ヘリコプター以外のユニークな方法で行けるリゾートもある。オマーンの「Six Senses Zighy Bay」では、なんとパラグライダーでチェックインできるのだ。荒々しい崖からダイブして、エメラルドグリーンのジギー湾を眺めながら白い砂浜に立つリゾートへと降り立つ体験は、思い出に色濃く残るに違いない。

 

 

<本連載の記事は以下より>

Vol.01 ホテルでクルマを愉しむ

Vol.02 高層階のプールを安息地にする

Vol.03 ホテルの名物料理

Vol.04 素敵なテラスのある客室

Vol.05 最新ルーフトップバー

Vol.06 ルームサービス限定の一皿 其ノ一

Vol.07 ルームサービス限定の一皿 其ノ二

Vol.08 バーバーで男を磨く

Vol.09 名物手土産 -定番編-

Vol.10 名物手土産 -缶クッキー編-

Vol.11 名物手土産 -アロマ編-

Vol.12 ドライサウナがあるホテルのスパ

Vol.13 夏限定の麺料理

Vol.14 テイクアウトメニュー

Vol.15 ホテルで花を贈る

Vol.16 ピクニックボックス

Vol.17 会員制のスパ&フィットネス

Vol.18 名物手土産<クッキー缶編 第二弾>

Vol.19 サブスクリプションサービス

Vol.20 バーでボトルキープ

Vol.21 バーでボトルキープ 其の二

Vol.22 ヘリコプターで行けるホテル

Vol.23 ホテルが手がけるクルーズ

Vol.24 ホテルのナイトウェア

Vol.25 2023年開業のホテル

Vol.26 ホテルで鍋を囲む

Vol.27 最新&定番手土産

Vol.28 ホテルのこだわりパン<第一回 赤坂・虎ノ門エリア>