HOTELS DELUXE Vol.16

ホテル連載 第16回:ピクニックボックス

March 2022

春が来た。

ラグジュアリーホテルが手がける繊細で、豪華なピクニック弁当を青空の下で楽しんでみてはいかが。

近場でのレジャーが、より特別なものになるだろう。

 

 

 

 

<パーク ハイアット 東京>

華やかな見た目だけでなく、野菜もしっかり食べられるバランスのよいラインナップが魅力的。

桐箱入りピクニックボックスとコース仕立てのパーティセット、諸兄ならどちらを選ぶ?

 

メニューはすべて、「デリカテッセン」料理長の桑澤剛氏が新たに考案したもの。1名用の「Park To Go」は、高級感溢れる桐箱に入っているのも嬉しい。左:「Sakura」(〜4月10日)右:「Green」(4月11日〜5月8日)各¥4,500

 

 

 

 芝生が広がる新宿中央公園に隣接するパーク ハイアット 東京。同ホテルで10年ほど前に登場した春限定ピクニックボックスは、毎年この時期を待ちわびているファンが数多くいるほど人気の品だ。今年は1名用のピクニックボックス「Park To Go」が2種類、2名用パーティセット1種類が登場する。

 

「Park To Go」のメニューは、稲荷寿司、サンドウィッチ、肉料理、キッシュ、サラダ、デザートの6種類で、期間によって内容が変わる。4月10日まで楽しめる「Sakura」ではサーモンや桜エビ、ラズベリーが、4月11日から5月8日まで提供される「Green」では、大葉や空豆、抹茶などが用いられている。爽やかなフレーバーのハーブウォーターも1本ついてくる。

 

 また、5月8日までの期間限定で提供中の「スプリング パーティセット」は、海老とチキンのコブサラダからサーモンの前菜、野菜のロースト、国産牛サーロインのローストビーフや仔羊の肩肉を使ったパスタ、そしてチョコレートケーキまでコース料理のようなラインナップ。青空の下でのピクニックだけにとどまらず、友人宅へのお土産にも最適だ。

 

 

2名用の「スプリング パーティセット(オリジナルクールバッグ付)」(〜5月8日)¥16,200

 

 

デリカテッセン

TEL.03-5323-3635(11:00 〜19:00/無休)

※いずれも受取希望日3日前までに要予約

 

 

 

 

 

<ホテルニューグランド>

長年愛される名物を楽しめるだけでなく、屋外でホテル気分も味わえる、至れり尽くせりのピクニックバスケット。

 

これひとつで、名物メニューだけでなくサラダやピクルス、フルーツや焼菓子、スパークリングワインまで、すべてが揃う。「プレミアムピクニックバスケット」2名用 ¥10,000 受取時間:11:00 〜13:00(1日2組限定/受取希望日3日前までに要予約/バスケット・食器類は18時までに要返却※受け渡し時に預かり金として2万円要支払)

 

 

 

 横浜のみなとみらいや山下町はピクニックに最適だ。山下公園にはベンチがあるし、臨海パークには広い芝生が広がる。海を眺めながら楽しむピクニックはまたひと味違う開放感を味わえるだろう。

 

 山下町に位置するホテルニューグランドでは、昨年から通年でピクニックバスケットを販売している。ホテルを代表する伝統メニューが数多く含まれており、例えば、同ホテルが発祥といわれているスパゲッティナポリタンを自家製パンでサンドした「ナポパン」や、ひと口頰張ると外のパイ生地がサクッと、中のビーフがジュワッと口の中に広がる、隠れた人気手土産「ビーフパイ」などである。しかも、館内のレストランで実際に使用されているカラトリーやプレートまでセットになっているため、外でもホテル気分を満喫できる。

 

 

ホテルニューグランド

TEL.045-681-1841(代表)

 

 

 

 

<シャングリ・ラ ホテル 東京>

いろいろな料理を楽しみたい!そんな希望を叶える、よくばり弁当が登場。

お腹も心も満たされること間違いなし。

 

4月30日までの期間限定。膝の上に乗せて食べやすい小ぶりなサイズからは、ラグジュアリーホテルならではの細かな気遣いが窺える。「お花見ピクニック弁当」¥8,640 受取場所:「ザ・ブティック by シャングリ・ラ」 受取可能時間:11:00/12:00/12:30(受取希望日3日前までに要予約)

 

 

 

 今年の「お花見ピクニック弁当」は、洋食がメインだった昨年とは打って変わり、和や中華、エスニックなど、さまざまな国の料理を楽しめる。香港を拠点としているシャングリ・ラホテルでは、多彩なアジア料理を堪能できることも人気の理由のひとつ。今年の弁当には、そんな同ホテルならではの魅力が凝縮している。

 

 上段には、左から順に、チキンバーガーと卵焼きサンド、素材の旨味を味わえる国産牛のステーキと鎌倉野菜のグリル、そして見た目も可愛いたい焼き。そして注目の下段には右から、朝食でも人気の焼売と焼きそば、その隣にはチキンサテーや蟹の生春巻き、鮭の焼きおにぎりがぎっしり詰まっている。この弁当をおともにホテルの近場でピクニックをするなら、少し歩いたところにある皇居外苑の大芝生広場がおすすめだ。

 

 

 

シャングリ・ラ ホテル 東京

TEL.03-6739-7624

Email: restaurantrsv.slty@shangri-la.com

 

 

 

 

<本連載の記事は以下より>

Vol.01 ホテルでクルマを愉しむ

Vol.02 高層階のプールを安息地にする

Vol.03 ホテルの名物料理

Vol.04 素敵なテラスのある客室

Vol.05 最新ルーフトップバー

Vol.06 ルームサービス限定の一皿 其ノ一

Vol.07 ルームサービス限定の一皿 其ノ二

Vol.08 バーバーで男を磨く

Vol.09 名物手土産 -定番編-

Vol.10 名物手土産 -缶クッキー編-

Vol.11 名物手土産 -アロマ編-

Vol.12 ドライサウナがあるホテルのスパ

Vol.13 夏限定の麺料理

Vol.14 テイクアウトメニュー

Vol.15 ホテルで花を贈る