HOTELS DELUXE Vol.25

ホテル連載第25回:2023年開業のホテル

August 2023

今年に入り、ホテルの新規開業が続いている。今回は東京だけでなく、名古屋や福岡など、全国の都市部に誕生したラグジュアリーホテルをピックアップ。

 

 

 

text yukina tokida

 

 

 

<ブルガリ ホテル 東京>

上半期、最も話題になった一軒といえば、世界屈指のジュエラーが手がけるこのホテル。

 

「ブルガリ スイート」(416㎡)のベッドルーム。目を惹くヘッドボードは京都西陣織の老舗「細尾」によるもの。

 

 

 

「ブルガリ ホテル 東京」は、ラグジュアリーを極めた一軒だ。例えば車寄せにはローマの伝統的な石舗装を、内装には特注のモザイク画をはじめ、世界最古の窯元によるシャンデリアや伊ブランドの高級家具を採用。日本の西陣織や建築様式など、高度な職人技を必要とする意匠も随所に用いられており、イタリアと日本の最高峰が凝縮した、唯一無二の空間が広がっている。

 

 他にはないサービスも充実しており、持っている靴のブランドを問わず、ベルルッティが誇る靴磨きサービスも利用できる。そして極めつきはミシュラン三ツ星を獲得したシェフ、ニコ・ロミート氏が監修するイタリアンダイニングと、同じく三ツ星を獲得した行天健二氏が監修する鮨処も揃うこと。日本屈指の、贅を尽くしたホテルが誕生した。

 

 

最上階に位置する45階「ブルガリバー」は両サイドがルーフトップのテラス。地中海風の庭園にはレモンや柚子が植えられている。

 

 

40階の「ブルガリ スパ」の屋内プール。壮観な眺めを楽しめる。

 

 

問い合わせ先:TEL.03-6362-0100

 

 

 

 

<ザ・リッツ・カールトン福岡>

福岡のど真ん中についに誕生した九州初となる「ザ・リッツ・カールトン」。

 

「ザ・リッツ・カールトン スイート」(188㎡)のリビングルーム。

 

 

 

 今年6月、福岡空港から車や公共交通機関で15分以内という抜群のアクセスを誇る天神にオープンした「ザ・リッツ・カールトン福岡」。伝統工芸である博多織からインスピレーションを得たインテリアには、地元の職人による器や絵画といった装飾やデザインを採用し、随所に福岡らしさを演出している。

 

 この地ならではの豊かな食文化を堪能できる和洋4つのダイニングとふたつのバーに加え、最上階の24階にはクラブラウンジも誕生。クラブルームとスイートの宿泊者が利用でき、朝食やアフタヌーンティー、夕食前のオードブルなど、朝6時半から夜10時まで1日5回のフードプレゼンテーションが提供される。バーカウンターやライブラリーコーナーも完備しており、週末にはジャズの生演奏も行われる。

 

 

18階に位置する「ザ ・ロビーラウンジ」。

 

 

博多湾を行き交う船からインスピレーションを得た24階のバー「Bay(ベイ)」。オリジナルカクテルとともに炭火焼き料理やタパスを楽しめる。

 

 

問い合わせ先:TEL.092-401-8888

 

 

 

 

<TIAD, オートグラフ コレクション>

ウェルネスフロアが充実した「TIAD」は名古屋・栄エリアにある豊かな緑が包み込む都心のオアシス。

 

6階の「Urban Well-Nest」のプール。写真奥にはテラスも配されている。名古屋の街並みがパノラミックに広がる。

 

 

 

 名古屋市の中心に位置する久屋大通公園沿いに誕生した「TIAD(ティアド)」は、辺りの景色に溶け込むような緑が溢れるホテルだ。客室やダイニングをはじめ、ロビーやインドアプールにも大きな窓やテラスが配されており、市内の中心地に居ながらにして自然を感じられる。

 

 全150室が50㎡以上という名古屋随一の広さを誇るだけでなく、「バレーパーキングサービス」や滞在中にさまざまなサポートをしてくれる「バトラーサービス」など、市内で初めて提供されるサービスも多数。プールに加え、ジムやメディテーションスペース、専用ラウンジまで擁する「Urban Well-Nest」も備えており、ゲストが心身ともにくつろげるウェルネス施設の充実が追求されている。

 

 

プライベートバルコニー(写真左側)を擁する「ユーフォリア プレミア キング パークビュー」(61㎡)。窓の外には久屋大通公園の緑を望むことができる。

 

 

名古屋に生まれ、国内外で研鑽を積んだシェフ片岡晃治氏が料理長を務めるメインダイニング「Table For Tomorrow」にもたっぷりの自然光が降り注ぐ。カウンター席をはじめ、テラスや個室も用意されている。

 

 

問い合わせ先:TEL.052-252-2288

 

 

 

 

 

年内は、さらなる新規開業&初上陸も続々と

ジャヌ東京
アマンの姉妹ブランド「ジャヌ」が今秋、「ジャヌ東京」として麻布台ヒルズについにオープンする。7つのレストラン&バーや、客室の多くにプライベートバルコニーを備える他、注目すべきは都内最大級となる約4,000㎡のウェルネス施設。ボクシングやマットピラティス、シミュレーションゴルフなど、既存のホテルにはなかったような多彩なトレーニングが可能となる。

デュシタニ京都
京都駅からわずか850mの場所に、この9月誕生予定の「デュシタニ」は、タイのデュシット・インターナショナルが手がける最高級ホテルブランド。メインダイニングとしてタイ料理「Ayatana(アヤタナ)」や、ココナッツベースのスイーツを楽しめるタイデザート専門店「Kati(カティ)」を備えるなど、本場タイの食文化を存分に楽しめる一軒となりそうだ。宿泊予約はすでに受付中。