Thursday, January 16th, 2020

THE RAKE PERSONIFIED

小説家ジェイ・マキナニーのスタイル

text wei koh

W:ハンツマンでもかなりの数を仕立てていらっしゃいますね。
J:ええ。ハンツマンの厚手のハッキングジャケットは、どのテーラーのものより素敵です。ハウスツイードで仕立ててもらったものは特に。それからヘンリープールのフォーマルウェアもたくさん持っています。同社がタキシードを考案した、というわけでタキシードを2、3着、スモーキングジャケットを2、3着持っていますが、見事としか言いようがありません。ちなみに今は、チフォネリにタキシードをお願いしています。まだスタイルを決めようとしている段階ですが、彼の持ち味である磨き抜かれたラインは非常にドラマティックですし、きっと素晴らしいものになると思います。

W:既製服は購入されますか?
J:ラルフ ローレンが大好きで、ダブルでショールラペルの白いディナージャケットを持っています。パープル レーベルのものですね。既製服としては高額ですが、見たとたんに買わねばと思ったんです。それがラルフ・ローレンの力だと思います。彼の服には、人の心をつかんで離さない物語がありますから。

W:初めてお会いしたとき、パテック フィリップの時計を着けておられましたね。時計の愛好家とお見受けしますが?
J:まさにその通りです。今着けている時計は1本だけ持っているヴァシュロン・コンスタンタンで、1940年代のものです。身に着ける時計と服の間には、つながりが必要だと思います。ニューヨークでは、スーツに大きなスポーツウォッチを組み合わせている男性をよく見ますが、あの一貫性の欠如は気がかりですね。

ベリー・ブラザーズ&ラッドでワインを選ぶ様子(1988年)。

本記事は2019年9月25日発売号にて掲載されたものです。
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THE RAKE JAPAN EDITION issue 29

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