-KEVIN HART-
全米一の人気コメディ俳優
ケヴィン・ハート
November 2019
スーツ、タイ ともに参考商品 Dolce&Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン03-6419-2220)
シャツ Edward Sexton
チーフ New & Lingwood
オーデマ ピゲの時計(ロイヤル オーク・トゥールビヨン・エクストラシン・オープンワーク)は本人私物。
“家庭生活”優先で得たもの 2019年、『ケヴィン・ハートのオレは無責任』がNetflixで配信開始となった。派手なセットは、このショーのテーマ“家族”をカムフラージュする陽気な演出だ。
「僕ももういい年だからね、私生活についても話すよ。積極的に育児に関わる父親として話をするのは、同じ経験をしている人が世の中に大勢いるから。子供がいると困難な経験はするものだし、くたくたに疲れるし、しなくちゃならないことも山のようにある。誰かがそれを話せば、聞いている人にとっては救いになるかもしれない。自分だけじゃないんだ、ってね。父であること、そして母であることは“文化”だ。同じ物事や経験を同時に共有している人が大勢いるんだから」
ケヴィンの仕事のスケジュールは家庭生活を優先して組まれているため、妻や3人の子供たちと長期間離れて過ごすことはない。彼は父となったことが自分をよい方向に変えたと感じている。
「いい意味でペースが緩むからね。大切なのは我が家だ。家族に寄り添って、今日働くことで明日を楽しむ。後で振り返ることのできる何かを築きながらね。俳優として世界を飛び回る生活は、父親業とのバランスを取るという点で簡単ではないよ。誰もが有名人になりたがるけれど、そういう仕事をする上で犠牲になるのは自分の時間。でも優先順位を決めることはできる。自宅と仕事場を行き来するのに飛行機を使う人がほとんどいないような場合でも、僕は使うよ。子供たちとの時間は絶対に必要で、ないがしろにできない。週末でも平日でもね。撮影中なら現場に子供たちを2、3週間呼び寄せることもあるし、ツアー中は週末にちょっと帰ることもある。もちろんFaceTimeも活用してる。とても重宝しているよ」