Monday, November 18th, 2019

-KEVIN HART-

全米一の人気コメディ俳優
ケヴィン・ハート

text tom chamberlin photography dylan don fashion direction grace gilfeather styling ashley north
Special thanks to the Corinthia Hotel, London, and the Grenadier Guards

ジャケット、トラウザーズ ともに参考商品 Paul Smith(ポール・スミス リミテッド03-3478-5600)
Tシャツ¥11,000 Sunspel(SUNSPEL 東急プラザ銀座店03-3572-5722)
シューズ George Cleverley
パテック フィリップの時計(サファイヤ付きベゼルを備えたプラチナケースのノーチラス)は本人私物。

 彼は、諦めないという決意と、目標に到達しようという志を同時に持っていた。

「志は成果を目にすることで生まれる。人は何かに全力を尽くし、それが実際にうまくいくのを見て“もっと欲しい”と思う。それこそ僕がやみつきになっているもの。“マジかよ、これを手に入れるために頑張ってきて、ついに手に入れちまった”という成果。僕は“成果”にやみつきなんだ。そこまでに失敗もあるけれど、失敗が今の自分を形づくっているし、志や意欲を高めてくれた。夢見ていたことが手の届くところまで来たんだから」

『最‘狂’絶叫計画』(2003年)、『40歳の童貞男』(2005年)、『Mr.ボディガード/学園生活は命がけ!』(2008年)といった映画で彼が演じた小さな役は、大ヒット作に出演している今とはあまりにもかけ離れて見える。しかしこれは俳優にとって珍しいことではない。多くの俳優が、まず小さな役でキャリアを積むものだ。ただしケヴィンの場合は、これと並行してスタンダップ・コメディのネタを書き、披露し、たちまち人気芸へと高めることで頭角を現してきた。2014年は、彼の映画界への本格進出が成功した年といっていいと思うが、当時の彼は異なるスタンダップ・コメディショーを5つも世に出し、追加コンテンツまで生み出していたのだ。

*スタンダップ・コメディ = アメリカでポピュラーな漫談のスタイル。演者がマイク1本でステージに立ち、観客に向かってしゃべりかけるシンプルな話芸。

本記事は2019年7月25日発売号にて掲載されたものです。
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THE RAKE JAPAN EDITION issue 29

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