UNPEELING THE BIG APPLE

N.Y.流スタイルとは何か?

February 2019

text yoshimi hasegawa photography rose callahan

Yuhei Yamamoto / 山本祐平アメリカ映画の薫陶を受け、名店ボストンテーラーを経てアメリカントラディショナルの伝統を継承するテーラーケイドを2002年東京、渋谷にオープン。ゴールデンエイジのマディソンスタイルの美学を現代のスーツに反映した独自のスタイルには国内外ともに定評がある。アーモリーNY 店ではトランクショーを年2回開催。

米ゴールデンエイジの継承テーラーケイドを主宰する山本祐平氏がアーモリーのマーク・チョー氏と共同開発したモデル99(ナインティナイン)。
今、ニューヨークで話題を呼んでいる新たなアメリカンスタイルの全貌に迫る。

 1849年、ブルックス ブラザーズが既製服を発売し、1918年にはアイコニックなNo.1サックスーツが登場する。

 肩パッドのないナチュラルショルダー、フロントにはダーツがなく、ラペルは段返りの3つボタンを持つスーツは現在もアメリカンスタイルの代表とされている。

 2018年、満を持してアーモリーとテーラーケイドの山本氏が提案するのが、新たな時代にむけたアメリカンスタイル、モデル99である。

 この今までにないアメリカンスタイルのスーツは、ブルックス ブラザーズをオリジンとするアメリカンスタイルのサックスーツを進化させ、アーモリーの考えるモダンなヨーロピアンスタイルをミックスして完成したものだ。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 25
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