February 2019

UNPEELING THE BIG APPLE

N.Y.流スタイルとは何か?

text yoshimi hasegawa photography rose callahan

グレイのジャケットはアーモ リーモデル3、ファブリックはフォックスブラザーズのグレイシェパードチェックを使用。アスコット・チャンのビスポークのペールブルーのオックスフォードシャツ。ドレイクスのブラックグレナディンシルクタイにVBCチャコールウールを使用したポメラのビスポークトラウザーズ。

「ニューヨークにはアグレッシブで強力、色使いも派手なイメージがあると思いますが、私が好むのはそれとは異なるオールド・ニューヨークスタイル、リラックスしたアイビースタイルです。それは私自身がポール・スチュアートやJ.プレスといったアメリカンウェアの伝統に敬意と愛情を抱いているからでしょう」

 最初のスポットはシガーバー「クラブマカヌンド」。ニューヨークでも室内禁煙の法律に伴い、多くのシガーバーが姿を消しているが、ここはその数少ない生き残りのひとつ。チョー氏もここで友人たちとシガーを楽しんでいる。

「ミッドタウンとアッパーイーストサイドはニューヨークでも非常に富裕なエリア。強い個性を持った多くのプロフェッショナルが集まります。このエリアにはダークスーツに、通常では合わせない個性的なシャツとタイを合わせ、フォーマルですが大胆な装いで出かけます」

エリア毎に異なる着こなしがある街 これとは対照的な個性を持つのがアーモリーのストアのあるトライベッカ。チョー氏が選んだのはお気に入りのレストラン「ザ・オデオン」だ。ノスタルジックなネオンサイン、ウッドパネルに赤いレザーシート、ホワイトのテーブルクロスは昔日のダイナーを思わせる。

時計は左からクラシックなF.P.ジュルヌ オクタ ディヴァイン36、ソリッドなグランドセイコー ヴィンテージ61GS、大胆なカルティエコレクション プライヴ サントス-デュモンにストラップはジャン・ルソーのスティングレイを選択。シューズはアイビースタイルのアイコン、ローファーを選択。左からヨウヘイ フクダのブラウンリザード・ローファー、スピーゴラのブラックアリゲーターのローファー。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 25
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