Photographer Elliott Erwitt -Interview-
写真家エリオット・アーウィット インタビュー
“伝説”が語ったこと、写したもの
April 2019
セントラルパークを見下ろす、自宅で撮影されたセルフポートレート。犬好きとして知られ、犬をモチーフとした写真も多い。1ページ目の写真はキューバから連れ帰ったスペイン語で吠える愛犬とともに。観た者を微笑ませるユーモアがある。共に「HOME」プロジェクトより。
写真を撮ることに飽きたことは?
「今のところ、まだ、飽きてない」
“No, not yet.” と彼は言った。「なぜ写真を撮るのかといえば、クライアントのため、仕事のため、ただの趣味として。私にとって写真を撮るのは喜びだから」
激動の20世紀の証人である写真家は60年を超えてもなお、撮影したいという。その衰えぬ情熱に感動を覚える。
1947年に創立されたマグナムは2017年で70周年を迎えた。20世紀の写真史に残る名作写真を生み、あらゆる歴史的瞬間を記録してきた。だが、彼の作品は戦争の悲惨さを描いた写真とは全く異なる。