July 2020

Exclusive Interview: CHRISTOPH WALTZ
LORD OF THE DANCE

悪役の天才:俳優クリストフ・ヴァルツ

text nick scott photography brian bowen smith fashion direction grace gilfeather

ポロシャツ 参考商品 Orlebar Brown(ヴァルカナイズ・ロンドン Tel.03-5464-5255)
トラウザーズ Kit Blake at The Rake
ソックス London Sock Company
時計「L.U.C 1937」自動巻き、SSケース、42mm ¥910,000 Chopard(ショパール ジャパン プレス Tel.03-5524-8922)

 ヴァルツは、「専門家」と自称する者には見向きもしない。

「“専門家”とか“目利き”って言われると、本当にそうなの? と思います。でも、“愛好家”というのは良い響きですね。好きなことに取り組み楽しむことで、特別なものになると思うのです」

世界征服を目論む悪の天才を演じて 会話の流れを止めたくないと思いながらも、こんな疑問が湧いてきた。エルンスト・スタヴロ・ブロフェルドだったらどう思うのだろうか、と。ブロフェルドを知らない方のために少し解説しよう。ブロフェルドは、イアン・フレミングの小説『ジェームズ・ボンド』シリーズに登場する悪役で、登場する3作品のそれぞれで人物像の描写が異なる。

『サンダーボール作戦』では、ムッソリーニ風の黒いスポーツ刈りをした、20ストーン(約127kg)もの体重の元重量挙げの選手。『女王陛下の007』では、鼻に梅毒の後遺症があり、緑色のコンタクトレンズを装着した、体重12ストーン(約76kg)のロマンスグレイヘアの男。また『007は二度死ぬ』では、前歯の1本が金歯で、口ひげを生やした身長6フィート3インチ(約190cm)の大男なのである。

本記事は2020年5月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 34

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