April 2018

‘LOOK AT THE WHO! THEY USED EXPLOSIVES!
HOW DID WE GET THE REP?’

レッド・ツェッペリンが残した
クレイジーすぎる伝説の数々

text josh sims

ホノルルでバカンスを楽しむリチャード・コールとプラント。1969年。

 しかし実際には、唯一悪魔の仕業だといえるのは彼らの音楽を生み出す力だけであり、それは決して野暮なものではなかった。「ツェッペリンとしての絶対的な自信があった」とジョーンズは語る。

「自分たちのよさをわかってた。最高の状態なら、地球上のどんなバンドよりも優れていたし、たとえ最悪の状態でも、ほとんどのバンドよりマシだったね」

 レッド・ツェッペリンは変化を導いた存在ではあるが、革命の扇動者だったわけではない。「俺たちが伝えているのは、親切心。コカインをやった後のように満たされてヘトヘトになって帰ってもらいたい」と、道徳的には問題も多かった時代、プラントは語っていた。

「ステージから見渡して、最前列全員ファックしたいと思う夜もある」

THE RAKE JAPAN EDITION issue 20
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