HOTELS DELUXE Vol.05
ホテル連載 第5回:最新ルーフトップバー
June 2020
ルーフトップにバーやテラスを擁するホテルが続々と登場している。これからの季節ならではの爽やかで気持ちのいい気候を思う存分楽しみながら、大切な人たちと記憶に残るひとときを過ごしてみてはいかがだろう。
<フォーシーズンズホテル東京大手町>
皇居のほど近くに誕生する大手町駅直通のフォーシーズンズホテル。
最上階の39階では、ふたつの異なるルーフトップテラスが迎えてくれる。
今年9月、「フォーシーズンズホテル東京大手町」が誕生する。大手町駅に直結する39階建てビルの34〜39階を占める客室やダイニング、スパからは、眼下に皇居の豊かな緑を、遠くには富士山をも望めるという。ルーフトップテラスがあるのは、39階のダイニング「ピニェート」(上)と「エスト」(下)。
ピニェートは4つものオープンキッチンが配されたライブ感溢れるイタリアンダイニングで、ピザや魚介、肉料理を堪能できる。ディナーは17:30オープンのため、アペリティーボから店を訪れて、夕日に染まる空の下でリフレッシュなんていかがだろう。
一方のエストでは、ミシュランの星を獲得した経験を持つギヨーム・ブラカヴァル氏による繊細なコンテンポラリーフレンチが提供される。テラスには水のオブジェも配され、涼しげな空間だ。ここまでの高層階でドリンクや食事を楽しめるルーフトップは都内でも数少ない。ダイナミックなパノラマビューに囲まれて、濃密な時間を過ごしたい。
「ピニェート」(写真上)/「エスト」(写真下)
住所:東京都千代田区大手町1-2-1
TEL. 未定
営業時間:ピニェート 11:30〜14:00(ランチ)、14:30〜17:00(ティータイム)、17:30〜22:30(ディナー)/エスト 11:30〜15:30(ランチ)、18:00〜23:00(ディナー)
www.fourseasons.com/jp/otemachi/
<ザ・ホテル青龍 京都清水>
山並みと京都タワー、八坂の塔…趣ある街並みを360度一望できるモダンなルーフトップは、
京都随一のバーテンダーが手がけた新名所だ。
京都の清水寺近くに誕生した「ザ・ホテル青龍 京都清水」は、150年以上の歴史を持つ、廃校となった小学校校舎を活用したホテル。“記憶を刻み、未来へつなぐ”をコンセプトに掲げており、廊下や手すり、階段など館内のいたるところに当時の面影を感じられる。
一方で、京都随一の人気バー「K6」の西田稔氏がプロデュースに参画した最上階のバー&ダイニング「K36」は、モダンでシックな雰囲気だ。ここのルーフトップバーにはスタンディングスペースとテーブル席が配されており、昼から夜まで通しでオープンしているため、明るい時間から気軽に飲めるのが嬉しい。
新鮮なミントをふんだんに使った「モヒート」は、オープンエアの開放感を高める爽やかな1杯だ。
K36
京都府京都市東山区清水2丁目204-2
TEL. 075-541-3636
営業時間:ルーフトップバーは14:00〜21:30(L.O.)、屋内は14:00〜25:00(L.O.)
<ACホテル・バイ・マリオット東京銀座>
ついに日本に初上陸する「ACホテル」の最上階には
カジュアルに楽しめるルーフトップテラスが誕生する。
2020年夏、銀座昭和通りとみゆき通りが交わる交差点近くに、日本初上陸となる「ACホテル」が誕生する。
創業者のアントニオ・カタラン氏のイニシャルをその名に冠した同ホテルは、スペインがルーツ。ミニマルかつモダンでクラシックなインテリアによる非常に洗練された空間は、「家以外のくつろげる場所」という氏が掲げるテーマを体感できるだろう。
「ACホテル・バイ・マリオット東京銀座」は15階建て。屋上には、ゲストが寛ぐことのできるルーフトップテラスが設置されており、銀座の街を一望できる。また、ホテル内のラウンジバーでは、ACホテルの代名詞でもあるジントニックやスペインならではのタパスを堪能できるとか。カジュアルな雰囲気の中、肩の力を抜いて1日を締めくくりたい。
上の写真は1階のラウンジスペースとACライブラリー。落ち着いた色味とミニマルな装飾が特徴的。
東京都中央区銀座6-14-6
TEL. 未定
www.marriott.co.jp/hotels/travel/tyoar-ac-hotel-tokyo-ginza/
2023年に誕生するザ・リッツ・カールトン福岡にも!
ザ・リッツ・カールトンホテルが2023年春、福岡・天神に誕生する。国内7軒目にして、ブランドとして初の九州進出となるプロパティだ。
地上25階建てのビルの1階にロビー、18〜24階に客室やダイニングが入り、その最上階にルーフトップバーが設けられるという。
詳細は未定だが、航空法の高さ制限をエリア単位で特別に承認されたことにより、福岡随一の高さとなるため、その見晴らしのよさはお墨付き。大規模な再開発プロジェクトの一環として誕生するビルだというから、その完成度にも期待が高まる。
本記事はISSUE33(2020年3月25日発売号)にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
<本連載の記事は以下より>