March 2020

VINTAGE RING

RAKISH MANは、
ヴィンテージのリングを持っている

RAKISHな紳士の腕元の、さりげないアクセントとなっているのが、素敵な腕時計、そしてヴィンテージのシグネットリングだ。
photography jun udagawa styling akihiro shikata
issue10

左上:映画監督のポール・フェイグ氏。
中央上:英国のマイケル・オブ・ケント王子。
右上:アンヌ・ソフィー 第8代ルーカン伯爵夫人。
左下:スウェーデンのRAKISH MAN、オリヴェル・ダンネファルク氏。
中央下:THE RAKEにも寄稿している作家・ライターのニック・フォルクス氏。
右下:THE RAKE本国版エディターのトム・チェンバレン氏。

 THE RAKEの世界観を体現している世界の紳士の多くは、指にヴィンテージのリングをはめている。多くの場合、それはかつて特権階級だけに許された、彼らの紋章が彫られたシグネットリングで、祖父から父、父から子へと、先祖代々引き継がれてきたものだ。

 シグネットリングにはさまざまなタイプがあり、もともとは封蝋の役割も果たしていたため彫りが反転していたが、のちに紋章が反転していないタイプのものが生まれ、さらにそれが一般市民へ広まると、花文字、飾り文字でイニシャルが彫られたものが広まっていったのだ。

 同リングはあくまで控えめな存在感ゆえこれ見よがしでなく、上の写真の紳士たちのように、クラシックなスーツスタイルにもすんなりと馴染む。今からアンティークのリングを手に入れるのも、我々には大いにアリな選択肢だ。

本記事は2019年11月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 31

Contents

<本連載の過去記事は以下より>

RAKISH MANは、トレンドから距離をおいた 自分のスタイルをもっている

RAKISH MANは、 すべてに自分の決まった職人がいる

RAKISH MANは、 職人の仕事を美しい色彩で楽しむ

RAKISH MANは、玄人好みの生地を知っている

RAKISH MANは、 シガーを嗜む隠れ家を持っている

RAKISH MANは、 自宅にアートピースを飾っている

RAKISH MANは、 使い込むほどに味の出る鞄を知っている

RAKISH MANは、 クラシック・カーを愛する