March 2020

CLOTHES FOR RAKISH MEN

RAKISH MANは、玄人好みの生地を知っている

オーダーを追求していくと、人とは異なる知る人ぞ知る生地で仕立てたくなるものだ。
日本のオーダー文化をがっしり支える三越伊勢丹のバイヤーおふたりに、知る人ぞ知る玄人好みの生地を伺った。
photography jun udagawa styling akihiro shikata text yuko fujita

 THE RAKE の読者は、ビスポークやパーソナルオーダーは百戦錬磨の方が多いと思うが、オーダーを何度も繰り返していくと、知名度のある絶対的な名作もいいが、知られていないけれど素晴らしいクオリティを誇る、玄人好みの生地を追求したくなるものだ。

 今日、日本の紳士服オーダーの聖地となった伊勢丹新宿店メンズ館と日本橋三越本店のバイヤーおふたりに、そんな玄人好みの生地を伺った。ふたを開けてみれば、色合いも風合いも生地のデザインも、まさにTHE RAKE のテイストそのものではないか。

 どれを選んでも間違いなしの、長く付き合っていける生地ばかりである。

選んだのは生地の仕掛け人のこのおふたり山浦 勇樹 / Yuki Yamaura(左)伊勢丹新宿店メンズ館 クロージングバイヤー
1983年生まれ。2006年に伊勢丹入社。イセタンメンズの巨大なクロージング部門を統括。新宿店メンズ館5階のアルチザンラウンジを日本のオーダースーツの聖地にした仕掛け人。

鏡 陽介 / Yosuke Kagami(右)日本橋三越本店 パーソナルオーダーバイヤー
1979年生まれ。2002年に伊勢丹入社。長らくイセタンメンズのクロージング部門を牽引。昨年、日本橋三越本店に異動し、パーソナルオーダーサロンの大リニューアルを敢行。

本記事は2019年11月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 31

Contents

<本連載の過去記事は以下より>

RAKISH MANは、トレンドから距離をおいた 自分のスタイルをもっている

RAKISH MANは、 すべてに自分の決まった職人がいる

RAKISH MANは、 職人の仕事を美しい色彩で楽しむ

RAKISH MANは、 シガーを嗜む隠れ家を持っている

RAKISH MANは、 自宅にアートピースを飾っている

RAKISH MANは、 使い込むほどに味の出る鞄を知っている

RAKISH MANは、 ヴィンテージのリングを持っている

RAKISH MANは、 クラシック・カーを愛する