Wednesday, April 8th, 2020

紳士が愛する名作服地 01

SMITH WOOLLENS “ABACUS”
スミス・ウールンズ “アバカス”

text & photography(italy) yuko fujita
photography jun udagawa, frederic aranda, yasutoshi sawano
styling akihiro shikata

1858年にはナポレオン3世の服も仕立てた名門ヘンリー・プールの格調高いダブルブレステッドにふさわしいプリンス・オブ・ウェールズ チェック。7代続く名門が表現するこれぞ、英国の正統だ。スーツは国内縫製のメイド トゥ メジャーで、納期は約5週間。スーツ¥255,000(オーダー価格) Henry Poole /ⒶⒷ タイ、シャツ、チーフ property of stylist

スミス・ウールンズの名作服地 "アバカス"で仕立てる
HENRY POOLE【ヘンリー・プール】 創業は1806年という、サヴィル・ロウ最古のテーラー、ヘンリー・プールの伝統的なカットを踏襲しているのがこちらの「メイフェア」。特にダブルブレステッドは、ラペル幅や剣先の角度、デザインも仕立てもディテールの配置もすべてが美しいハーモニーを奏でていて、サヴィル・ロウのスーツを象徴するお手本的な存在のモデルといっていい。

 今回同モデルに乗せたのは、スミス・ウールンズの新作生地“アバカス”のプリンス・オブ・ウェールズ チェック。

「スミス・ウールンズに対し、私たちは絶大な信頼を置いています。彼らの生地は経糸と緯糸も常にまっすぐ安定しているので、とても仕立てやすいです。アバカスは、ヘンリー・プールを象徴する“メイフェア”のようなシャープな仕立てのスーツにぴったりです」と、シニアカッターのアレックス・クック氏。

 ちなみに“プリンス・オブ・ウェールズチェック”とは、1840年にスコットランドの名門シーフィールド家に採用されたボルドーのペーンが入ったグレンチェックのことを指し、後のウィンザー公が皇太子時代に好んで着たことで、プリンス・オブ・ウェールズ チェックの名で広く知られるようになった。ちなみにシーフィールド家は、150年ものあいだヘンリー・プールの顧客であり続けている。

シニアカッターのアレックス・クック氏。アバカスを裁断しながら、飽きずに長く楽しめるすばらしい生地だと太鼓判。

お問い合わせ先
Ⓐ伊勢丹新宿店 TEL. 03-3352-1111(大代表) 
Ⓑ日本橋三越本店 TEL. 03-3241-3311(大代表)

本記事は2020年1月24日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 32

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Contents

<本連載の過去記事は以下より>

DORMEUIL “15.7” ドーメル“15.7”(フィフティーン ポイント セブン)

HARDY MINNIS “2PLY FRESCO” ハーディー・ミニス“2プライ フレスコ”