Wednesday, May 27th, 2020

BLUE SHEARS

日本で買える“サヴィル・ロウ” vol.7

ロンドンとは9000㎞以上も離れていながら、
実にさまざまなサヴィル・ロウ・スーツが選べる我が国。
本家の超名門に加えて、当地で修行した
日本人テーラーも交えてご紹介しよう。
text hiromitsu kosone photography jun udagawa styling akihiro shikata

BLUE SHEARS“ブルーシアーズ”

スーツ¥380,000〜(ビスポーク価格) Blue Shears(ブルーシアーズ Tel.03-3707-4611)
シャツ¥24,000 Bryceland’s(ブライスランズ Tel.03-6721-0133)
タイ¥19,000、チーフ¥14,000 both by Turnbull & AsserVulcanize London(ヴァルカナイズ・ロンドン Tel.03-5464-5255)

構築美と柔らかさが絶妙に同居ブリティッシュスーツ愛好家はこだわりの強いうるさ型も少なくないが、そんな人たちも賛辞を惜しまないのがブルーシアーズだ。決して奇をてらうことはないが、実際に袖を通すと格別のオーラを感じさせるのがその理由。大きくたくましい肩、英国流にスペースをもたせた胸は静かな威厳を漂わせる一方、芯地ひとつまでオリジナルで作り、とことん手間ひまをかけた丁寧な縫製で柔らかく仕立てることで堅苦しさを払拭している。アームホールは小さめで、非常に動きやすいのも魅力的。柔らかさと構築美が見事に融合されたスタイルだ。

Detailターンナップでアクセントを

装飾性を排したデザインだが、よく見ると袖先がターンナップになっている。サヴィル・ロウ的なムードをさりげなく漂わせる衣装で、久保田氏の小粋なセンスが光っている。

Key Person

久保田 博マスターカッター
1994年に渡英してギーブス&ホークスで6年間にわたって腕を振るい、1999年に帰国後はギーブス&ホークス ジャパンのヘッドカッターに就任。2005年に独立し、自らのテーラーであるブルーシアーズを始動させる。渋谷の工房では「ブルーシアーズアカデミー」と題した講座も開き、後進テーラーの育成にも力を注いでいる。

本記事は2020年1月24日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 32

Contents

<本連載の過去記事は以下より>

日本で買える“サヴィル・ロウ” vol.6

日本で買える“サヴィル・ロウ” vol.5

日本で買える“サヴィル・ロウ” vol.4

日本で買える“サヴィル・ロウ” vol.3

日本で買える“サヴィル・ロウ” vol.2

日本で買える“サヴィル・ロウ” vol.1

“サヴィル・ロウ・スタイル”とは何か?