Tuesday, May 26th, 2020

TAILOR & CUTTER

日本で買える“サヴィル・ロウ” vol.6

ロンドンとは9000㎞以上も離れていながら、
実にさまざまなサヴィル・ロウ・スーツが選べる我が国。
本家の超名門に加えて、当地で修行した
日本人テーラーも交えてご紹介しよう。
text hiromitsu kosone photography jun udagawa styling akihiro shikata

TAILOR & CUTTER“テーラー&カッター”

スーツ¥227,000 〜(スリーブビスポーク価格) Tailor&Cutter
シャツ¥33,000、タイ¥25,000、チーフ¥12,000 all by Turnbull&AsserVulcanize London(ヴァルカナイズ・ロンドン Tel.03-5464-5255)

唯我独尊を貫く貴族的な仕立て中庸を好みがちな日本人テーラーの中において、テーラー&カッターを率いる有田氏の世界観はとりわけ異彩をはなっている。ビルドアップした袖山に存在感たっぷりのピークトラペル、ウエストはグッと絞り込み、裾は大胆なまでのカッタウェイフロント。裾だけでなく袖先もフレアにして曲線美を演出している。唯一無二の貴族的スタイルは、一度ハマると抜け出せないほどだ。ハリソンズのワイドピッチストライプという生地セレクトも有田氏の尖ったセンスが光っている。スーツではなくファッションを売るのが信条だという氏の美学が濃厚に凝縮された一着だ。

Detailクラシックなラペルドベスト

流麗なカッタウェイのカッティングと相性のよいスリーピース・スタイルがテーラー&カッターの定番。こちらはラペル付き&4ポケットのデザインで、スーツスタイルにさらなるアクセントをプラスしてくれる。

Key Person

有田一成マスターテーラー
1991年にロンドンへ渡り、ギーブス&ホークスで修行。2004年に南青山で自らのテーラーをオープンした。ゴールドに染めた鮮やかな髪、大きくノットを結んだネクタイ、ダブルカフスのシャツに石付きカフリンクスなど、さまざまなトレードマーク的着こなしもよく知られるところで、その確固たるスタイルも多数の信望者を集める要因になっている。

本記事は2020年1月24日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 32

Contents

<本連載の過去記事は以下より>

日本で買える“サヴィル・ロウ” vol.7

日本で買える“サヴィル・ロウ” vol.5

日本で買える“サヴィル・ロウ” vol.4

日本で買える“サヴィル・ロウ” vol.3

日本で買える“サヴィル・ロウ” vol.2

日本で買える“サヴィル・ロウ” vol.1

“サヴィル・ロウ・スタイル”とは何か?