DORMEUIL “15.7”
ドーメル“15.7”（フィフティーン ポイント セブン）

弧を描いた肩のライン、胸回りにはしっかり構築性がありながら、着ると柔らかさを感じさせるのがチフォネリだ。15.7の8プライによるしなやかさが、すごくいい感じに溶け込んでいる。国内縫製のメイド トゥ メジャーで、納期は約5週間。3ピーススーツ￥434,000（オーダー価格）Cifonelli ／ⒶⒷ　シャツ、タイ、チーフ property of stylist

ドーメルの名作服地“15.7”で“仕立て服”を仕立てる
CIFONELLI【チフォネリ】　パリにおけるチフォネリの存在感は圧倒的で、実際、今日のパリで勢いのあるタイユールといえば間違いなくチフォネリだ。1880年からの長い歴史は格式を生むのに貢献しているが、隆盛を生んでいるのは4代目当主ロレンツォ・チフォネリの圧倒的なエレガンスが今日とともに歩まれていることが大きい。チフォネリは、時代とともに常に進化し続けているのだ。

　さて、最近の氏の装いを見ると、今までよりも肩幅を大きくとり、合わせてラペル幅を広げていることに気づく。ちなみに三越伊勢丹では寸法上のバランスを調整してロレンツォ的なバランスでのオーダーも可能だ。

　ただ、ロレンツォ的エレガンスを生むにはラグジュアリーとアンダーステートメントのバランスが取れた生地の選択も重要になってくる。それにはドーメルの15.7の8プライにロレンツォ本人が太鼓判を押している。

「ドーメルは今日のテキスタイル界では大変貴重なファミリー企業であり、優れたクリエイティビティとたゆまないイノベーションによって、ほかを大きくリードしています。私は彼らの8プライの15.7を本当に気に入っていて、特にグレイのシェイドが好みです。組織はフレスコに近い感じですが、よりソフトでダイナミックで、仕立て上がったときに美しくエレガントに着られるからです」

チフォネリの4代目で、今日のパリにおいても飛び抜けたエレガンスを放っているロレンツォ・チフォネリ氏。肩幅を広くとりながらウエストはシェイプをきつく、グラマラスなラインを強調して着こなすのが彼のスタイルだ。

お問い合わせ先
Ⓐ伊勢丹新宿店 TEL. 03-3352-1111（大代表）　
Ⓑ日本橋三越本店 TEL. 03-3241-3311（大代表）