October 2019

LIVERANO & LIVERANO at Eleganza Sobrietà

リヴェラーノ&リヴェラーノという文化を広める
“エレガンツァ ソブリエタ”が発信するエレガンス

photography jun udagawa
styling akihiro shikata
text yuko fujita

スーツの生地棚やフルーツが描かれたものなど、遊び心たっぷりのシルクプリントチーフもまたリヴェラーノ&リヴェラーノらしい。ちなみにリヴェラーノ&リヴェラーノでは、白リネンのチーフよりも、圧倒的にシルクプリントチーフだ。各¥13,860 all by Liverano & LiveranoEleganza Sobrietà(エレガンツァ ソブリエタ Tel.086-805-0333)

山田 売ったら終わり、買ったら終わりという服にはしたくないですよね。フィレンツェに行った際はアントニオさんといつも一緒に長い時間を過ごさせていただいています。その中で学ばせてもらったことは、リヴェラーノ&リヴェラーノを通して衣食住のうちの衣が、人生をどれだけ楽しく豊かなものにしてくれるのか、ということです。それをひとりひとりに伝えていこうと思います。

大崎 お客様にご提案する際に何故これを選んでくれたのですかって訊かれたら、これが今の気分なんですってお答えしてしまうと、今まで皆さんハテナマークだったんですけど、お客様もそれを理解していただけるところに差しかかってきたなっていうのは最近すごく感じます。

井内 リヴェラーノ&リヴェラーノの世界って、いわゆる典型的なトスカーナやフィレンツェの町のレンガ色や丘陵や土の色などとは異なりますよね。秋だったら茶色のイメージですけど、赤もあるし、黄色もあるし、糸杉は年中緑ですし、視点の違い、表現の仕方の違いで、そこは変わってくると思うんです。

山田 リヴェラーノに通いだして2年目のときに店内にずっといたら、アントニオさんにウッフィーツィ美術館にはもう行ったのかと訊かれ、まだですと答えたら、初めて叱られたんです。せっかくフィレンツェに来たんだから、こんなところにいないでもっと五感でいろいろ感じてきなさい、と。そこで目にした美しさや色彩は、自分の美意識として自然と根付いて装いにも必ず影響してくるんだから、と。

井内 そのような中から生まれたリヴェラーノ&リヴェラーノの世界を多くの方たちに堪能していただきたいですね。

ブレイシーズはビビッドな色どうしを組み合わせた、ほかにはない配色が新鮮。スーツの色はネイビーやグレイでシックに、中で遊びを取り入れるのがリヴェラーノ流だ。各¥18,000 all by Liverano & LiveranoEleganza Sobrietà(エレガンツァ ソブリエタ Tel.086-805-0333)

ネクタイの配色も今日のトレンドとは一線を画すビビッドなものが充実。各¥23,100 all by Liverano & LiveranoEleganza Sobrietà(エレガンツァ ソブリエタ Tel.086-805-0333)

ELEGANZA SOBRIETÀ
エレガンツァ ソブリエタ

岡山県岡山市北区問屋町15-101 問屋町テラス2F
営業時間:11:00 ~ 20:00 無休
TEL.086-805-0333 www.eleganza-sobrieta.com

本記事は2019年5月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 28

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