January 2020

GET MARQUESS

一足の“マーキス”が出来るまで

photography tatsuya ozawa

Shoji Kawaguchi / 川口昭司1980年、福岡県生まれ。2002年に渡英し、靴学校トレシャムインスティテュートで学ぶ。卒業後、ジョンロブ パリなどの靴職人であったポール・ウィルソン氏に師事。その後、フォスター&サン、エドワードグリーン、ガジアーノ&ガーリングなどのアウトワーカーとして活躍。08年に帰国し、11年由利子夫人とともに、自身のブランド「マーキス」を立ち上げた。

―保管・メンテナンスについては?
「必ずシューキーパーをして、風通しのいいところに保管してください。また雨に濡れた後は油分と水分が出ていく過程でシュリンクするので、ケアして下さい」

―最後にお支払いについて教えて下さい。
「当店の場合は初回オーダー時に半分、完成時に残り半分を頂いています」

―気になるお値段は?
「カーフの場合¥346,000(税別)、クロコだと+¥400,000、ブーツの場合は+¥60,000頂いております。これにはシューツリー代が含まれます」

―革の種類やアッパーのデザインによって、値段は変わらないのですか?
「よほど特別な革や難しいデザイン以外は変わりません」

―では、複雑なデザインをオーダーしたほうがお得ですね? 
「いやぁ、それはどうでしょうか(笑)」

―これから店を大きくする予定は?
「規模を大きくする予定はありません。ビスポークのよさは、ひとつの靴にじっくりと向かい合えるところです。これからもその姿勢を変えるつもりはないのです」

本記事は2019年9月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 30

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