February 2020

日本限定のスペシャル・キュヴェ

至高のスプマンテ
“フェッラーリ・オマージュ”とは?

日本の新しい「令和」の時代を祝うためにフェッラーリが生んだスペシャル・キュヴェ、
「フェッラーリ・オマージュ」。和食との相性が抜群な、至高のスプマンテだ。
text yuko fujita photography jun udagawa special thanks: kagurazaka MAEDA houshunan

FERRARI HOMMAGE「フェッラーリ・オマージュ」は、昼夜の寒暖差が大きい標高300~700mの畑にあるシャルドネから造られており、理想的なアロマと酸を生み出している。約40カ月の瓶内熟成を経てリリースされたこちらは淡いグリーンがかった麦わら色で、フェッラーリならではのきめ細やかな泡立ちだ。熟したフルーツ、ヘーゼルナッツや花の香りが広がる、非常にドライでエレガントでバランスの整ったスプマンテだ。 Ferrari(日欧商事 Tel.0120-200105)

 イタリアの最北トレントの名門フェッラーリのスプマンテは、イタリア大統領官邸をはじめ、国外のイタリア大使館での公式晩餐会で必ずサーブされているほか、ファッションやスポーツ、エンターテインメントの世界などで、華やかなひとときを演出するのに欠かせない存在だ。

 同社の歴史は、トレントの気候とシャンパーニュの土壌の類似点に着目した創業者のジュリオ・フェッラーリがフランスでぶどう栽培を学び、トレントでもシャンパーニュ同様のメトド・クラッシコ製法を取り入れた1 9 0 2 年に始まった。

 その「フェッラーリ・オマージュ」は、新しい「令和」の時代を迎えた日本へ敬意を表して造られた、日本限定のスペシャル・キュヴェだ。

 トレントの山々が育んだ高品質なシャルドネを100%使用し、シャンパーニュ製法(瓶内二次発酵)にて通常の「フェッラーリ・ブリュット」よりも16カ月長い40ヶ月もの瓶内熟成を経て出荷される。

 日本との長年の友情に感謝と敬意(オマージュ)を表し、エチケットに和をテーマにした美しい模様を入れたこの特別なボトルは、2019年4月24日、イタリアを訪問した安倍首相とイタリアのコンテ首相との首脳会談後の公式晩餐会での乾杯時に飲まれ、その際に木箱に入った「フェッラーリ・オマージュ」がコンテ首相から安倍首相へ贈られたことで話題を呼んだ。

 柔らかくきめ細かな泡立ちで官能的な心地よさを備えた「フェッラーリ・オマージュ」は、ガス圧を低めにしてあるため、食事とともに楽しめるのが魅力だ。和食とも相性が大変よく、多くの高級和食店で料理に華を添えている。

 日本酒ではなくフェッラーリと和食との見事で新しいマリアージュの発見を楽しむのも、昨今の人気の流れになっている。この美しい泡が素敵なひとときをもたらしてくれることだろう。

本記事は2019年9月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 30

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