Excavating Ghosts
The many faces of Japan

発掘され続けるゴースト
「ジャパン」のさまざまな顔

September 2022

 

『オイル・オン・キャンヴァス(Oil on Canvas)』

 

 

 

 

 しかし、ジャパンの話はこれで終わりではない。バンドは1983年2月に再結成し、ダブル・ライヴ・アルバム『オイル・オン・キャンヴァス』をミックスダウンした。

 

 このアルバムは、ジャパンが1982年11月17日から22日まで6日間演奏したロンドンのハマースミス・オデオンで録音されたことになっているが、スティーブ・ジャンセンは後にドラムだけがライブ録音されたと主張している。

 

 残りの部分は、すべてスタジオで録音されたのだ。レコーディングには土屋昌巳も参加した。このアルバムには、ライブ・トラックに加え、新たにスタジオ録音された3曲のインストゥルメンタル曲が収録されている。

 

 『オイル・オン・キャンヴァス』は1983年6月に発売され、ジャパンはその半年以上前に解散していたにもかかわらず、チャートでは彼らのアルバムとしては最高位になった。全英で5位、日本では11位となり、彼らは4枚目のゴールドディスクを獲得した。これは当時、いかにジャパンの人気が急上昇していたかを示す快挙だった。

 

 もし、あのままアルバムを作り続けていたら、彼らはどんな結果を残せただろう。それとも、ピーク時にすべてを投げ出すというのは、正しい決断だったのだろうか?

 

 それは誰にもわからない。『オイル・オン・キャンヴァス』の制作を終えた後、ジャパンのメンバーはそれぞれのプロジェクトに取り組み、しばしばお互いのソロ・アルバムにゲスト参加した。

 

 

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