RAKISH MANは、
ヴィンテージのリングを持っている

左上：映画監督のポール・フェイグ氏。
中央上：英国のマイケル・オブ・ケント王子。
右上：アンヌ・ソフィー 第8代ルーカン伯爵夫人。
左下：スウェーデンのRAKISH MAN、オリヴェル・ダンネファルク氏。
中央下：THE RAKEにも寄稿している作家・ライターのニック・フォルクス氏。
右下：THE RAKE本国版エディターのトム・チェンバレン氏。

　THE RAKEの世界観を体現している世界の紳士の多くは、指にヴィンテージのリングをはめている。多くの場合、それはかつて特権階級だけに許された、彼らの紋章が彫られたシグネットリングで、祖父から父、父から子へと、先祖代々引き継がれてきたものだ。

　シグネットリングにはさまざまなタイプがあり、もともとは封蝋の役割も果たしていたため彫りが反転していたが、のちに紋章が反転していないタイプのものが生まれ、さらにそれが一般市民へ広まると、花文字、飾り文字でイニシャルが彫られたものが広まっていったのだ。

　同リングはあくまで控えめな存在感ゆえこれ見よがしでなく、上の写真の紳士たちのように、クラシックなスーツスタイルにもすんなりと馴染む。今からアンティークのリングを手に入れるのも、我々には大いにアリな選択肢だ。

ヴィンテージのシグネットリングの需要はここのところ非常に高まっていて、価格は高騰中だ。オールド&ニューではそれらを多く揃えており、別のイニシャルが入ったもの（その場合がほとんどだが）は消して新たに入れ直せるほか、傷が気になる場合は磨きもかけてもらえる。
1950年代製のクレストタイプ。9Ｋ。¥128,000 Old & New（オールド アンド ニュー Tel.03-3567-1088）

グレーヴィングが大変美しい、1919年製のシールドタイプ。9K。¥198,000 Old & New（オールド アンド ニュー Tel.03-3567-1088）

1950年代のオーヴァルタイプ。9K。¥168,000 Old & New（オールド アンド ニュー Tel.03-3567-1088）