March 2020

ULTIMO DRAGON LOVES CUBAN CIGARS

RAKISH MANは、
シガーを嗜む隠れ家を持っている

RAKISHなファッショニスタの中には、シガーを嗜む人が多い。
世界を股にかけて活躍する日本人プロレスラー、ウルティモ・ドラゴン氏もまた、キューバンシガーをこよなく愛するひとりである。
photography tatsuya ozawa
issue10

 ただならぬ完璧な肉体に、こだわりに満ちた装いの精悍な男性。見事なスタイルを披露するのは、覆面レスラーのウルティモ・ドラゴン氏だ。20歳でメキシコに渡り本場のプロレスに打ち込んできた彼は、イタリアンクラシックマニアであり、大のシガー通としても知られている。

「大げさな話、キューバのものでないとシガーと認めたくないくらいキューバンシガーが好き。メキシコの自宅には専用のシガーバースペースも造りましたから」

 メキシコシティからキューバの首都ハバナまでは直行便で2時間強。気軽に行ける距離だけに、時間さえあればキューバを訪れ、今では農園の生産者や工場長とも交流を持つ。所有するシガーは、「数えたことがないからわからない」ほど。

「キューバで味わうシガーは格別。やはり現地が一番味わい深いんです。ワインと同じで、温度・湿度などに大きく影響されるし、熟成もする。キューバのシガーショップには個人ロッカーがあって、そこに預けているものもあります」

 たまに帰国する日本でも、試合後のリラックスタイムにシガーバーを訪れる。

「東京の夏は暑いし、冬は乾燥しすぎる。だからいくつかシガーバーに預けて、専用のヒュミドールでなるべくいい状態をキープしてもらうんです」

 これだけの情熱を注ぐシガーとの初めての出合いを尋ねてみた。

本記事は2019年11月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 31

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<本連載の過去記事は以下より>

RAKISH MANは、トレンドから距離をおいた 自分のスタイルをもっている

RAKISH MANは、 すべてに自分の決まった職人がいる

RAKISH MANは、 職人の仕事を美しい色彩で楽しむ

RAKISH MANは、玄人好みの生地を知っている

RAKISH MANは、 自宅にアートピースを飾っている

RAKISH MANは、 使い込むほどに味の出る鞄を知っている

RAKISH MANは、 ヴィンテージのリングを持っている

RAKISH MANは、 クラシック・カーを愛する