THE PROUD FATHER
RAKISH MANは、
クラシック・カーを愛する
March 2020
米国からやってきたベースカーの原形はできるだけ残された。
「ベースカーは何年も運転されていませんでしたが、シャシーの状態はよく、衝突歴もありませんでした。さらに、ナンバーもすべてもとのままでした」
3.4リッター直列6気筒エンジンは当初のものだが、45馬力パワーアップされ、合計225bhpを実現している。この組み直し作業だけで5カ月半かかった。
4速ミッションと、新品のデュアルパイプ型エキゾーストを組み合わせ、サスペンションにはフル調整が可能なダンパーを採用。レース時には微調整が可能だ。ステアリングは左から右へ入れ替えた。
「もとの方式をしっかり守りつつも、現代的に改良しています」
ボディはアルミ製で、黒一色の4層塗装が施されている。ボディカラーは、エイジングさせたサドルレザーと美しい対比をなしている。