Saturday, March 7th, 2020

MARCELLO MASTROIANNI

RAKISH MANは、トレンドから距離をおいた
自分のスタイルをもっている

赤峰幸生的マルチェロ・マストロヤンニのスタイルとは?
photography tatsuya ozawa & GETTY IMAGES text yuko fujita

マストロヤンニがスクリーンの中であの甘いマスクとともに見せたスーツ姿は、彼自身の中身を表すように、いつもどこかに絶妙な隙があった。

Yukio Akamine / 赤峰幸生1944年、東京都生まれ。74年「トラッド」、82年「グレンオーヴァー」設立。90年「インコントロ」を設立し、98年よりイタリア生産による紳士服ブランド「Y.Akamine」をスタート。2008年、カスタムクロージングのブランド「AkamineRoyal Line」を立ち上げ、現在に至る。大手アパレル、百貨店、セレクトショップのコンサルティングも手がけている。

赤峰幸生氏から見たそのスタイルとは? いつもの赤峰幸生氏とは異なる上の格好に、一体何かと疑問に思った方もおられるだろうが、これは俳優マルチェロ・アカミネヤンニこと粋な赤峰幸生氏が、ルキノ・ヴィスコンティの映画『異邦人』のマルチェロ・マストロヤンニになりきったものだ。

 ベージュのスーツ、緩んだ黒のタイ、そして腕章に至るまで、2019年版『異邦人』である。

「彼は内面から滲み出てくるエレガンスで服を着ています。それは年齢を重ねるなかで身につけていったもの。自分も歳を重ねた今、その感覚がようやくわかるようになりました」

THE RAKE JAPAN EDITION issue 31
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Contents

<本連載の過去記事は以下より>

RAKISH MANは、 クラシック・カーを愛する

RAKISH MANは、 ヴィンテージのリングを持っている

RAKISH MANは、 使い込むほどに味の出る鞄を知っている

RAKISH MANは、 自宅にアートピースを飾っている

RAKISH MANは、 シガーを嗜む隠れ家を持っている

RAKISH MANは、玄人好みの生地を知っている

RAKISH MANは、 職人の仕事を美しい色彩で楽しむ

RAKISH MANは、 すべてに自分の決まった職人がいる