山田五郎氏が語る
“今旬”時計の魅力

アイアンウォーカー
オートマティック クロノ新コレクション「アイアンウォーカー」は、いわゆるラグジュアリー ・スポーツ・ウォッチのラインで、「オートマティック」、「ダイバー」、そしてこの「クロノ」を展開。ムーブメントは、ドイツクロノメーター認定レベルにまで自社で調整を行っている。自動巻き、SSケース、42mm。¥555,000（10月発売予定） Wempe / Nihombashi Mitsukoshi（日本橋三越本店 Tel.03-3241-3311）

WEMPEヴェンペ規格をパスした
高精度ウォッチ
　ヴェンペは、ドイツではかなり名の知れた老舗高級時計宝飾店である。130年以上の長い歴史を持ち、世界各国に店舗を展開している。

「ヴェンペは1938年にマリンクロノメーターの製造会社を買収し、ランゲと共同でグラスヒュッテ天文台に研究機関を設けていました。2006年にその伝統を甦らせ、廃止されていた同天文台に自社工房を構えると同時にクロノメーター検定も再開。ドイツのクロノメーター検定は、ムーブメント単体で行うスイスと違い、ケーシングした状態で行うためより厳格といわれていますが、ヴェンペは自社製ムーブメントはもちろん、他社製ムーブメントもその規格に合うようリファインしているそうです」