October 2020

GORO’S TALK

山田五郎氏が語る
“今旬”時計の魅力

issue10

クドケ2 ノクターン2019年にGPHGで“小さな針賞”を受賞した新作。初の自社製ムーブメント「KALIBER1」をベースに、デイ&ナイト表示機能を追加した。12時位置の空をモチーフとしたディスクには、手彫りの彫金と3色のメッキを施し、独創的に一日を表現する。時針に組み込まれたインフィニティモチーフは、同じくムーブメントのテンプ受けの彫金としても施されている。世界限定20本。手巻き、SSケース、39mm。¥1,100,000 Kudoke / Nihombashi Mitsukoshi(日本橋三越本店 Tel.03-3241-3311)

KUDOKEクドケ要注目の実力派
独立時計師

 クドケは、独立時計師ステファン・クドケが2008年にスタートさせたドイツのブランドだ。1978年生まれの彼は、グラスヒュッテの時計学校で学んだ後、グラスヒュッテ・オリジナルに入社。そこで複雑時計の開発・製作を任され、その後はスウォッチグループの修理業務で経験を積んだ。

「デビュー当時はユニタス製ムーブメントをスケルトナイズしてドクロや蛸の装飾を加えいましたが、2018年にはグラスヒュッテ風3/4プレートに18世紀風の彫金を施した大型テンプ受けを据えた初の自社キャリバーを発表。昨年のGPHG(ジュネーブ時計グランプリ)で“小さな針賞”を受賞し、今後が楽しみな時計師です」

本記事は2020年9月25日発売号にて掲載されたものです。
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THE RAKE JAPAN EDITION issue 36

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