GORO’S TALK

山田五郎氏が語る
“今旬”時計の魅力

October 2020

issue10

オーヴァーシーズ・エクストラフラット・
パーペチュアルカレンダー
人気コレクション「オーヴァーシーズ」の中でもピンクゴールドケースのエレガントなモデル。わずか8.1mmの極薄ケースの中に、ヴァシュロン・コンスタンタンが誇る自社製ムーブメント、キャリバー1120 QP/1を搭載。パーペチュアルカレンダーとムーンフェイズ表示を併せ持つ自動巻きで、サファイアクリスタルの裏蓋からは方位図モチーフの装飾が施された 22Kゴールド製のローターが観賞できる。ダイヤルの12時位置には48カ月周期の月表示を備え、閏年も一目瞭然。カレンダーの調整は伝統的なプッシュボタンでありながらも、5気圧の防水性能を確保。自動巻き、18KPGケース、41.5mm。¥7,800,000 ※価格は変更する場合がございます。Vacheron Constantin / Nihombashi Mitsukoshi(日本橋三越本店 Tel.03-3241-3311)

issue10

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VACHERON CONSTANTINヴァシュロン・コンスタンタン名キャリバーを搭載した紳士の時計
 1755年に創業したスイスの老舗、ヴァシュロン・コンスタンタン。圧倒的な長い歴史に裏打ちされた、格調高い時計コレクションを多数発表している。

「機械式時計ブランドの格は歴史だけではなく、どれだけ複雑な時計が作れるかでも測られます。ヴァシュロン・コンスタンタンが世界三大時計ブランドのひとつに数えられてきたのは、その双方を満たしているからにほかなりません。永久カレンダーやミニッツリピーターといった複雑機構を盛り込んだグランド・コンプリケーションをこともなげに作ってきた実力は、このブランドの新しい顔として定着してきた『オーヴァーシーズ』にも遺憾なく発揮されています」

 人気のラグジュアリー・スポーティウォッチのジャンルにあたるコレクションだが、永久カレンダーを搭載した極薄のこのモデルは、ピンクゴールドケースにシルバートーンの美しい文字盤を組み合わせて高い格調を保ちつつも、ストラップ部分に工具不要で付け替え可能なインターチェンジャブル式を採用するなど、現代の紳士に寄り添う仕様となっている。

「自社製ムーブメントのキャリバー1120QP/1は、いつかは手に入れたい歴史的名品です。永久カレンダーのモジュールとフルサイズの自動巻きローターを重ねてもなお4.05mmと、驚くほど薄い。月表示が12カ月ではなく48カ月で1周し、ひと目で永久カレンダーとわかるところも、マニア心をくすぐります」

本記事は2020年9月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 36

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