A PATRIOT'S PLAYLIST: TEN SONGS THAT DEFINE AMERICA
愛国者のプレイリスト:
アメリカを象徴する10の歌
February 2020
CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL-RUN THROUGH THE JUNGLE
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル『ジャングルを越えて』
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルのドロドロとしたサザンロック・サウンドは、1960年代後半の、ベトナム戦争時代のアメリカの代名詞となっている。1969年の『フォーチュネイト・サン』、『ジャングルを越えて』などは、政治的なテーマを扱っている。タイトルはベトナムを指していないにもかかわらず、それらの歌の存在感は、時が経つにつれて、ますます強くなっていった。
ブルーグラスのタッチで、蛇のようにのたうつグルーブ感が癖になる。曲はグループのリーダー、ジョン・フォガティの、アメリカでの銃の拡散への不安を訴えている。
「その頃、アメリカでは、ひとりの男性、女性、子供ごとに、1丁の銃があると読んだことを覚えている」とフォガティは振り返った。
「私が思ったのは、われわれは自分自身の国にいるにも関わらず、まるでジャングルの中を歩いているようなものだということだ。少なくともこの国では、多くの民間人が銃を持っていることに、気づかなければならない。責任を持って銃を管理している人もいるだろうが、多くの無責任な人たちも、やはり銃を所有しているんだ」