A PATRIOT'S PLAYLIST: TEN SONGS THAT DEFINE AMERICA

愛国者のプレイリスト:
アメリカを象徴する10の歌

Sunday, February 23rd, 2020

 

 

MADONNA – MATERIAL GIRL

マドンナ『マテリアル・ガール』

 

 ロボティックなクラフトワーク風の『マテリアル・ガール』は、1984年にリリースされた、マドンナの2番目のメジャーシングルである。そして『ライク・ア・ヴァージン』と並んで、1980年代半ばのアメリカの狂騒を、これ以上よく表現した歌はなかった。これによってマドンナはスターダムに上り詰め、アーティストとして不動の地位を築いた。

 

 女性にセックスとマネーを楽しめと奨励しているとして、保守的な批評家に批判されたが、マドンナの消費者文化に対する風刺は、彼女の熱狂的なファンに理解され、支持された。

 

『マテリアル・ガール』は、80年代初期のポップ・ミュージックとしてだけでなく、自信、意図、社会的批判の象徴としても成功した。 マドンナは後に、この曲について言及することを避けるようになった。“彼女自身を歌ったもの”だとして、同じフレーズにばかりこだわるメディアによって、彼女のイメージが『マテリアル・ガール』として固定されてしまうのを嫌ったからだ。それはいまいましい誤解だった。しかしそういった出来事にもかかわらず、曲は新時代のポップ・ミュージックを代表する一曲となった。

 

 

 

 

 

ELVIS PRESLEY – HEARTBREAK HOTEL

エルヴィス・プレスリー『ハートブレイク・ホテル』

 

 エルヴィスのメジャーヒットシングル『ハートブレイク・ホテル』については、アメリカ的なものは何もなかったにもかかわらず、それは明らかにアメリカ的だった。戦後のアメリカと世界の新たな、自由な時代の始まりを告げるサイレンだった。

 

「とても動物的で、セクシャルなものだった」とレッド・ツェッペリンのフロントマン、ロバート・プラントは言った。「私の人生で初めて衝撃を受けた曲だった。私の世代は、誰もがそのショックを体験している。彼についてわかっていたのは、彼はクールで、ハンサムで、ワイルドだったということだ」

 

 プレスリーは、チャック・ベリーとリトル・リチャードが描いた設計図を元に、『ハートブレイク・ホテル』を作り上げ、慟哭と虚勢が入り混じった曲として仕上げた。 それはロックスター以上の、アイコンとして抜きん出た存在の誕生だった。

 

 

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