Wednesday, January 22nd, 2020

The RAKISH EYE Vol .01

OBJ east
アイウェアセレクトショップの金字塔

ネット通販が急拡大する現代、忘れられない買い物体験は実店舗にこそ宿る。
昨年よりスタートしたショップガイド連載、第1回はアイウェアセレクトショップの
草分け的存在であり、誰もが必ず特別なアイウェアと出合えると評判の「OBJ east」だ。
text yasuhiro okuyama(POW-DER) photography yusuke uchida(MAETTICO)

屋外から続くフローリングのような板張りの天井が印象的な店内。この洗練された店舗デザインはオープン以来約20年間変わっていないが、いつ来店しても新鮮な雰囲気を醸し出している。気鋭の空間デザイナーの手によるディスプレイで、並べられたアイウェアの数々はまるで芸術作品のようだ。
他に類を見ないハイセンスなセレクトと確かな技術力で、多くの著名人やメガネ愛好家が訪れることで知られている。

 愛好家のみならずファッション感度の高い人たちから絶大な支持を受けているアイウェアのセレクトショップOBJ(オブジェ)。代表の柳島邦門氏がメガネ業界に与えた影響は計り知れない。

柳島 邦門 / Kunikado RyushimaOBJ 代表取締役
1991年京都の北白川にアイウェアセレクトショップ「OBJ」をオープン。ファッションやアート、カルチャーを表現するアイテムとしてのメガネを独自の感性にもとづいて見極め、展開。1998年にはオリジナルフレームを開発し、現在までにグッドデザイン賞を3度受賞している。

「90年代初頭にL.A.アイワークスやオリバーピープルズに衝撃を受け、デザイナーの思いをきちんと伝えたいと考え、OBJをスタートしました。アイウェアショップですが、いわゆるメガネ屋らしくない、というのが大きな特徴です」

 1991年に京都の北白川にOBJを創業し、2000年に東京・銀座に「OBJ east」がオープン。世界中のラグジュアリーブランドの店舗が軒を連ねる銀座の中でも、ひと際スタイリッシュな店舗である。

「OBJは現在、京都、大阪、東京の3店舗を展開していますが、50~60年代のプロダクトをもとにそれぞれのショップデザインをしています。京都店はイタリアのクラシックボートRIVA、大阪店はコンコルド、そしてここイースト(銀座店)はシトロエンDSがコンセプトのベースになっています。天井の木が温もりを表現しており、店内のボリュームを体感していただける空間です」

常時4000本あまりのアイウェアをストックしている「OBJ east」。豊富な知識を持つスタッフが顧客の要望に応じた名品を提案し、検眼やフィッティングまで丁寧に対応してくれる。店舗奥にはシトロエンDSを空間のコンセプトとしたバーカウンターやソファースペースがあり、くつろぎながら自分好みのアイウェアを吟味することができる。

 アイウェアのセレクトショップとして、独自の感性にもとづいた商品を展開するOBJは業界の草分けとして君臨する。

「メガネ専門ブランドをメインとした商品セレクトの軸は、創業以来、一切変わっていません。一度ご購入いただいた多くのお客様から信頼をいただき、以降も長くお付き合いしていただける方がほとんどです。また、常に最新のモデルを取り扱っており、サングラスも年間を通して豊富に揃えているため、感度の高い方々にご来店いただいています」

 自分らしいアイウェアを探しているのなら、「OBJ east」は外せない存在だ。

今 売れているメガネBEST 3「OBJ east」で特に人気を博しているアイウェア3ブランドをピックアップ。LA発の新鋭ブランド「ジャック・マリー・マージュ」はすべてが限定のモデルで、程よい遊び感が特徴。“今”の雰囲気が最も表現されているアイウェアだ。メガネ¥84,000 Jacques Marie MageOBJ east

顧客が修理に持ち込んだ昭和初期のメガネから誕生したオリジナルフレーム「obj vintage」シリーズはロングセラーで、常に品薄状態。中でもオーバル&アンティークゴールド仕様の「obj vintageⅢ」は人気が高い。メガネ¥65,000 Obj vintage IIIOBJ east

1995年の設立以来メガネ通から特に支持を受けている「ディータ」は、より大人のブランドへと進化し、見た目以上に顔に馴染みやすいのが特徴だ。サングラス¥68,000 DitaOBJ east

OBJ east
オブジェ・イースト
東京都中央区銀座2丁目8-9 木挽館銀座ビル
TEL.03-3538-3456 www.obj.co.jp

本記事は2019年5月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 28

Contents

<本連載の過去記事は以下より>

GLOSS GINZA 日本のモノづくりの魂を宿すショップ