August 2018

STYLE HEROES: ANDY WARHOL

アンディ・ウォーホルのスタイル

text aobh o’brien-moody

 彼はさまざまな人を観察するのを好んだ。彼自身は派手な格好を避け、極力地味な装いを好んだ。

 1977年に出版された自伝的著作『ぼくの哲学』(新潮社刊、落石八月月訳)では、

「ぼくは普通のかっこよさが1番好きだ。まず“カッコ悪い”のは嫌だが、ただ、“普通”でいい」と述べている。

 ウォーホルの場合、その装いはシンプルであったが、決して退屈ではなかった。彼のワードローブは、タイムレスな定番商品によって構成されていた。しかし、卓越したセンスとコーディネイトによってトレンドを超越し、その着こなしは半世紀経ったいま見ても新鮮だ。

THE RAKE JAPAN EDITION International
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Contents

<本連載の過去記事は以下より>

サム・ヒューアン インタビュー

俳優エド・ハリス 独占インタビュー