September 2018

RAKE-IN-PROGRESS:SAM HEUGHAN

サム・ヒューアン インタビュー

サム・ヒューアンはカルト的人気の俳優、慈善活動家、そしてマラソン選手だ。
ドラマ『アウトランダー』で人気を博す、気鋭のスコットランド人俳優にインタビューをした。
fashion director jo grzeszczuk
text jessica beresford
photography nick kelly

チャコール・バージン・ウール・スリーピース・スーツ Connolly
グレーのコットン・シャツ Budd Shirtmakers
ネイビーシルクニットネクタイ Francesco Marino for The Rake

 サム・ヒューアンのファンは、ヒューリガンと呼ばれる。ヒューリガンは数万人にのぼり、俳優、慈善活動家、そして一人の男としてのヒューアンを熱狂的に愛している。この愛情は、ヒューアンのキャラクターの1つ、ジェイミー・フレイザーによるところが大きい。カルト的テレビ・シリーズ『アウトランダー』に出てくる兵士であり、メイン・キャラクターだ。

 原作はダイアナ・ガバルドン。タイム・トラベルの物語で、その舞台はスコットランドにもかかわらず、人気に火がついたのは、まずアメリカからチリ、オーストラリアから日本など、英国以外の国々だった。ヒューアンは、それ以外の役にも果敢に挑戦している。スパイ・アクションで、ボンド映画のパロディ“The Spy Who Dumped Me”(日本公開未定)でコメディに挑戦した。ジェイミーとは、相当に違う役柄だ。

 ヒューアンのスケジュールは多忙だ。彼は映画の他に“マイ・ピーク・チャレンジ”というチャリティ活動を主宰している。何かに挑戦することを通じて、人々に肉体面、精神面での成長をうながす運動だ。彼自身は世界中を回るマラソンに挑戦しており、その活動を通じて、慈善団体に寄付をしている。

 さらには、彼自身のウイスキーのブランドを生み出すということも計画している。実に多方面にわたる活動をしている男なのだ。

THE RAKE JAPAN EDITION International
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Contents

<本連載の過去記事は以下より>

アンディ・ウォーホルのスタイル

俳優エド・ハリス 独占インタビュー