July 2021

President of Audi Japan K.K. PHILIPP NOACK —Interview—
THE FUTURE OF AUDI “e-tron GT”

アウディが描く、ラグジュアリーな未来

先進の技術とお洒落なイメージで業界を牽引するアウディ。
そのジャパン・トップが、これからの戦略と未来を語った。
text tatsuya kushima
photography hirohiko mochiduki

Philipp Noack / フィリップ ノアック1973年生まれドイツ出身。2001年ピレリへ入社。2004年アウディに転職し、ヨーロッパでの販売部門を担当。その後日本や韓国、オーストラリアなどの販売ディレクターを経験する。また同グループのベントレーの販売にも携わった。2018年9月より現アウディジャパン社長。本年8月本社へ帰任、ドイツ市場の責任者になることが決まっている。

 今年8月、ドイツ本社に帰任し、ドイツマーケットの責任者に就任することが決まっている現アウディジャパン社長のフィリップ・ノアック氏。2018年9月に現職に就任し、電動モビリティにフォーカスしたブランド戦略と販売ネットワークのオペレーション品質向上で、これまで多くの実績を残してきた。

 事実、今年1〜6月の販売台数を12,854台とし、前年同時期比+38%の成長を呼び起こしている。特に上位セグメントの伸びが顕著というのだからブランド戦略は結果を出したと言えるだろう。

 そんな氏に、現在そして近未来のアウディについて語っていただいた。3年弱、ノアック氏は日本のマーケットに何を感じ、何を伝えたかったのか、興味は募る。

 まずは、日本に来る前と今とでの印象の違いがあれば教えてください。

「日本に来る前はあまりこの国のことを知りませんでした。初めに思ったのはキレイな国だと言うことです。大都会東京に居を構えましたが、2時間もあればスキー場に行けるし、1時間もあれば海水浴にもハイキングにも行けます。自然に触れられるということですね。それにどこへ行っても日本人は皆優しく対応してくれるのは嬉しかったです。ディーラー訪問もあって北海道から沖縄まで足を運びましたが皆さん親切でした。だからこそ、もうすぐここを離れるのがとても寂しいです」

本記事は2021年7月26日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 41

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