Tuesday, October 20th, 2026
モバード、1950年代の名作「キングマティック」を復刻
モバードが創業145周年を記念し、50年代に誕生したドレスウォッチ「キングマティック」を現代に蘇らせた。「ヘリテージ キングマティック」は、1956年に始まった同コレクションの70周年を飾る新作。35mmのクッション型ケースに、湾曲したダイヤルと立体的なインデックスを組み合わせた、ミッドセンチュリーの空気を色濃く残す一本だ。
モバードといえば、12時位置のドットだけで時刻を表現した「ミュージアム ウォッチ」を思い浮かべる人もいるかもしれない。しかし1881年にスイスのラ・ショー・ド・フォンで創業した同社は、多彩なケースデザインや機械式時計でも独自の歴史を築いてきた。1956年に登場した「キングマティック」はその一例。自動巻き時計が洗練を深めた時代に生まれ、約30年間にわたって製造されたコレクションである。
新作が手本としたのは、1962年に初登場した特徴的なクッション型ケース。35mmという控えめなサイズ、ドーム型サファイアクリスタル、サンレイ仕上げのカーブダイヤル、凸型のアプライドインデックス。いずれも当時の意匠を思わせるが、単なる懐古に終わらないのはその端正なプロポーションにある。時計の存在感を必要以上に主張せず、シャツの袖口にも自然に収まる。
イエローゴールドカラーのケースはイオンプレーティングを施したスティール製。ブレスレットと、ブラックレザーストラップを合わせた2モデルを用意する。ケース厚は9.5mm。自動巻きキャリバーSellita SW200-1を搭載し、シースルーケースバックからその姿を眺められる。
かつての意匠を、手の届きやすい価格としたのも魅力。クラシックなスタイルはもちろん、現代的なニットやカジュアルな装いにもさりげなく合わせたい。




