愛国者のプレイリスト：
アメリカを象徴する10の歌

NINA SIMONE – I WISH I KNEW HOW IT WOULD FEEL TO BE FREE

ニナ・シモーネ『自由になりたい』

　ソウルの女祭司ニナ・シモーネは、彼女の10年にわたるキャリアを通じて、いくつかの重要なトラックを作成したが、自由と理解を歌った、このシンプルでエレガントな一曲は傑作だ。 歌い出しはシンプルなピアノバラードとして始まり、ブラス・セクションを伴って、大きく盛り上がっていく。彼女は、黒人だということで名門カーティス音楽学院への入学を拒否された。しかし彼女は、彼女が否定されたシンプルな喜びをほろ苦く、楽観的に歌っている。

　輝かしいキャリアの終わり、死の2日前に、カーティス音楽学院は彼女に名誉学位を提供した。 その時の彼女の気持ちは、察するに余りあるものだ。