A PATRIOT'S PLAYLIST: TEN SONGS THAT DEFINE AMERICA
愛国者のプレイリスト:
アメリカを象徴する10の歌
February 2020
アメリカの音楽シーンは、ポップ、ロック、ソウル、フォーク、モータウンの最高のレコードを生み出しており、これらはアメリカ自身の象徴となっている。
by ben st george
MARVIN GAYE – WHAT’S GOING ON
マーヴィン・ゲイ『ホワッツ・ゴーイン・オン』
マーヴィン・ゲイの1971年に放った象徴的なシングル『ホワッツ・ゴーイン・オン』は、アメリカ音楽の知性とオープンマインドの証である。 政治的理由で2度にわたって拒否されたこの歌は、5週間連続でチャートのナンバーワンを獲得し、200万枚以上を売り、ゲイにとって一番のヒットとなった。
この歌はゲイの友人であり、フォー・トップスのメンバーであるオビー・ベンソンの経験に触発されている。彼は警察が市民に対して暴力をふるったカリフォルニア州バークレーでの戦争抗議集会“ブラッディ・サーズデー”の目撃者だった。
ベンソンは最初にフォー・トップスのために歌を書いた。しかし彼らはそれを“プロテスト・ソング”であると却下したので、彼はゲイに目をつけた。ゲイはアルバムに「より黒人的で、より自然で、曲というよりはストーリー性のあるものを追加したい」と思っていた。彼は曲を自分流に解釈し、歌った。
録音後、ゲイのレーベルはそれをリリースすることを再び拒否したが、ゲイは曲が世に出るまで、活動を停止して抗議した。
BILLY JOEL – NEW YORK STATE OF MIND
ビリー・ジョエル『ニューヨークの想い』
われわれはウィリアム・ジョエル氏が、史上最も成功したミュージシャンの一人であり、優れたソングライターであることを忘れがちだ。ウィリアム・ジョエル氏は、かつては必死にクールになりたいと思っていた。彼はブルース・スプリングスティーンのようになりたかったが、できなかった。
「ワイルドな人々と走れ、彼はダウンタウン・マンだ」と彼は歌った。彼のビデオは、彼が社会に対して抗う、クールなイメージをクリエイトしようとした。
彼は素晴らしいバーシンガーでありピアニストだった。彼にスモーキーで映画のような歌『ニューヨークの想い』を歌わせるとその結果は紛れもなく素晴らしいものとなった。
この歌は、人がニューヨークのような街で、どうやって生きていく目的を持つのか、その愛の感覚を捉えている。