OMEGA: MY CHOICE - JOHANNES HUEBL
オメガ – 私の選択 Vol.4
ヨハネス・ヒューブル
August 2019
——あなたは自分のパーソナル・スタイルをどのように表現しますか?
「私のスタイルは、私の行き方やライフスタイルに密接に関わっています。流行は追わず、上質なテーラード・ジャケットやスーツを好みます。“スマート・カジュアル”といわれるジャンルが好きで、アクセサリー類は特に慎重に選んでいます」
——装いについて、どの時代をバックボーンとしていますか?
「1920年代と40年代です。そのどちらかを選ぶのは難しいですね。20年代には、スーツはシンプルでした。スリムで明るいアクセントがありました。現代のデザイナーやテーラーが、よくインスパイアされている時代です。帽子は必須のアクセサリーで、男性はウィンザーノットを試み、ボタンダウン・シャツが人気になってきたのもこの頃でした。40年代は、男性が最も輝いていた時代です。ジェントルメン・スタイルとエレガンスが最高潮に達していたと思います。それらは決して華美ではなく、クオリティのよさが趣味のよさに繋がっていた時代でした」
——月世界での服を選ぶとしたら、何をチョイスしますか?
「NASAがいいというものは何でも!しかし眠るときは、こっそりと、お気に入りのラルスミアーニのパジャマに着替えてみようと思います(笑)」
——もし芸術、楽曲、映画、本などの作品のひとつを、自分が作ったものとすることができたら、何を選びますか?
「レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザですね。あれほど情熱と好奇心を呼び起こす作品はないと思います」