Wednesday, December 30th, 2020

THE RAKE ON NEW LUXURY 03

上質なアイテムが勢揃い
海外通販で手に入るニューラグジュアリー

今、世界のすばらしいものを手に入れるなら、
ちょっと力の抜けた、上質なアイテムが面白い。

 SNSが発達し、ファッションにおいても世界中のあらゆる最新情報が世界中のどこにいても同時に手に入るようになった今日、さまざまなブランドの存在がより身近になった。小さなメンズショップでも、小さなブランドでも、我々は素晴らしい製品を作っているところと簡単に繋がることができるようになったのだ。THE RAKEが取り組んでいるオンラインショップと、今注目の2ブランドのウェブサイトをご紹介する。

THE RAKE.COMTHE RAKEの審美眼にかなったRAKISHなブランドが100以上もラインナップ。

ポンペイ遺跡のすぐそばにサルトリアを構えるアルフレード・リフージオ氏は、レザーを専門とする凄腕のサルト。テーラード袖が美しい柔らかなナッパレザーの3ポケットジャケットは、気品ただよう一着だ。US$2,980 Alfredo Rifugio

ヒメル ブラザーズはカナダのトロントでホースハイドのジャケットを得意とするレザーウェアメーカー。1930年代以前の非常にレアなワークジャケットを基に設計されたこちらの“オキマカン”ジャケットは、日本の新喜皮革の馬革スエードで作られている。ヴィンテージのような佇まいで、歳月を経ても価値が褪せない、一生付き合っていける一着だ。US$2,575。Himel Bros.

オーストラリアのメルボルン発、メイド・イン・メルボルンによるブランド。こちらはブリティッシュコットンキャンバス製のUSアーミー ジャングルジャケットがデザインベースとなっている。US$495 Informale

THE RAKEが考える理想のクラシックを表現すべく、英国、フランス、イタリアのスタイルを融合させ、南イタリアのプーリアの職人が仕立てたネイビーブレザー。生地はVBCの4プライ。US$855 The Rake Tailored Garments

ルビナッチで経験を積んで独立した、ナポリのリーノ・ポメーラ氏が手がけたコットントラウザーズ。テーパードシルエットが美しい1本だ。US$800 Pommella Napoli

勢いを増すばかりのTHE RAKEの世界 THE RAKEのオンラインショップには全世界から錚々たるブランドが集まっており、エクスクルーシブアイテムも豊富に揃えるなど、その価値は日に日に増している。ナポリの小さな工房で作られるアイテムから、南半球で作られたイタリア顔負けの良質なアウター、北米やカナダのラギッドなレザーブルゾンまで、THE RAKEの審美眼にかなった製品がズラリと並ぶさまは圧巻。THE RAKE JAPANのウェブサイトから購入可能だ。

A TEMPO RUBATO/ア テンポ ルバートスウェーデンきってのウェルドレッサーが手がける、
どこか懐かしくて新しいスコットランド製ニットが揃う。

わずかにテーパードしたボクシーなシルエット、長めのリブ、やや短めの着丈、今どきのタイトめではなくややゆったりリラックスしたフィッティング。ヴィンテージの雰囲気を残しながら、時代の空気を掴んだスタイリングで新しく見せる独特なバランスが面白い。素材はピュアキャメル。スコットランド製でありながらモダンな雰囲気を備えた、まさにニューラグジュアリーにふさわしいニットだ。各KR2,600 A Tempo Rubato

新しい時代のピュアキャメルニット 2019年の秋冬にスタートしたスウェーデンの「ア テンポ ルバート」は、スウェーデンきってのウェルドレッサーで、世界の“ THE 10 MOST RAKISH MEN”に選ばれたこともあるオリヴェル・ダンネファルク氏による、ニットを中心としたブランドだ。ラルフ ローレンやヴィンテージショップで経験を積んできた氏の感度の高さは抜群。世のニットのシルエットやディテールにまったく共感できなかったという理由から自身で始めたというだけあって、スリムというよりはややリラックスしたシルエットは独特だが、これぞ新しい時代にフィットしたニットといえるのではないだろうか。

What’s A TEMPO RUBATO?ヴィンテージショップ時代からの同僚カース・パース氏(左)とともに、2018年にプロジェクトを始動。徹底的なリサーチを経て、2019年秋冬、少量のニットとともに「ア テンポ ルバート」のコレクションをスタートさせた。シャツやチノパンなど、徐々にアイテムを増やしており、今後要注目のブランドだ。

ANGLO-ITALIAN/アングロ-イタリアンロンドン発、英国人とイタリア人の感性が融合した今最注目のショップが、アングロ-イタリアンだ。

シェットランドツイードを使用したアンラインド仕様のイタリア製サファリジャケット。背面にはアジャスタブルハーフベルトが付いている。£520 中:左のモデルの色違いで、生地は膨らみ感のあるイタリア製ヴァージンウールを使用。£520 右:テーラードとワークジャケットの中間に位置する、スリーバケットポケットジャケット。ジレやニットの上に重ね着し、ジャケット代わりに着用したい。イタリア製の510/530g/mのチャコールツイードを使用。£435 all by Anglo-Italian

 英国人のジェイク・グランサム氏とイタリア人のアレックス・ピロウニス氏が2018年、ロンドンのウェイマスストリートにオープンさせたアングロ-イタリアンは、イタリアの生産背景を使って仕立ての柔らかさにこだわりながら、英国の落ち着いたクラシックスタイルを組み合わせ、一躍人気となったメンズショップ。英国の伝統的なアイテムを、今の時代に沿うかたちで見事に焼き直していたりと、非常にいいところを突いている。特にテーラードの延長でもスポーティにも着られる彼らのアウターは、非常に使い勝手がよく、ニューラグジュアリーとして注目だ。写真のアウターの着丈も今の気分!

What’s ANGLOITALIAN?ジェイク・グランサム氏(右)とアレックス・ピロウニス氏(左)は、ともに世界が注目する若きウェルドレッサー。シンプルで飽きが来ず、素直に着心地のよいアイテムを揃えており、これからの展開も目が離せない。昨年、パルマに自社工場を購入するなど、勢いある彼らのますますこだわった企画に今後も注目!

本記事は2020年11月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 37

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