Wednesday, October 23rd, 2019

クラシコ・アジアに注目せよ!
The New Breed CLASSICO ASIA vol.09

text&photography yuko fujita

Andrew Chu / アンドリュー・チュー(左)
Patrick Chu / パトリック・チュー(中央)
Peter Suen / ピーター・スエン(右)
セールスエグゼクティブのアンドリュー・チューは1988年生まれ。学生時代をロンドンで過ごした彼は、独特のスタイルをもつウェルドレッサー。ブリオ ベイジンのジョージ・ワンにそっくりなのは、一部の間では知られた話である。ゼネラルマネージャーのパトリック・チューは1968年生まれ。若い層が盛り上げている今日のクラシコ・アジアの中では数少ない40代。86年からW.W.チャンで技術を積みあげてきた彼は、香港10名、九龍20名のスタッフを束ねる存在だ。ピーター・スエンは1989年生まれの若きホープ。パトリックのもとでカッティングを学び、メキメキ頭角を現している。

HONG KONG
W.W. CHAN & SONS
W.W. チャン&サンズ
RAKISH MEN御用達 世界に愛される香港テーラー

 ジョージ・ワンやマーク・チョーがW.W.チャンに通いだしてスーツを仕立てるようになった10年ちょっと前から、若い顧客が増えてきたという。取材時も20~30代の客が次から次へと訪れて店内はずっと賑わいを見せており、W.W.チャンの凄まじい人気ぶりが窺えた。香港という土地柄、世界中のさまざまな国から訪れる顧客を抱えているが、彼らの多くは20~30代だ。
 そんな同店を仕切っているのは、パトリック・チュー。W.W.チャンで31年のキャリアを誇るベテランで、テーラーにとって最も大切な技術と経験、それに美意識の高さも備え、顧客のリクエストに応じてスタイルを崩さずに上手く当てこんでいく術を心得ている。彼が仕立てる服は、英国的な薫りのカットで、着心地はイタリアのジャケットのように軽やかだ。
「ベースはイギリスの仕立てにあるように思われますが、個人的には胸から上はイタリアの柔らかさ、下はブリティッシュの雰囲気が好きなんです。W.W.チャンのスタイルは、そのどちらに偏っているわけでもありません」とパトリック。
 後身を育てることにも熱心で、現在4人のカッターを育てている。W.W.チャンの未来をしっかり見据えているのだ。

W.W. CHAN&SONS
Unit B, 8/F., Entertainment Building, 30 Queen’s Road
Central, Central, Hong Kong 
TEL.+852 2366 9738、2366 2634
wwchan.com

本記事は2017年11月24日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 19

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