THE LATEST CLASSIC
トム・スウィーニーの世界
January 2021
photography edward lakeman
正統かつモダンなスーツならここへ現在のトレンドを意識したモダン・ブリティッシュなビスポークが作れるウェイハウス・ストリート店。彼らを支持する顧客層は弁護士からミュージシャンまで、年齢層は20代から80代までと実に幅広い。オーダーの際はアポイントが望ましい。
トム・スウィーニー別注の服地もあるが、「強いて好きな服地というならフレスコかな。旅行にも向いているし、暑い気候にも対応できる。グレイやブルーのバリエーションも豊富だ。もっとカジュアルなスーツにはホップサックやウィンターツイードもおすすめだ。単純に気候だけを考えるなら、理想的なのは冬にはブリティッシュ・クロス、夏用はイタリアン・クロスだと思う」と、ルークから実にプラクティカルな答えが返ってきた。
多くのテーラーがあるが、どうやって自分にぴったりのテーラーを選ぶべきか?「今はインスタグラムやブログもあるし、周囲の評判なども参考に、まずリサーチすること。さらに自分のワードローブと語り合うことだ。自分はどんなスーツが好きなのか、そこに自分の好きなスタイルの傾向がある。そこからどう自分のワードローブを構築するのか。テーラーはヘアドレッサーみたいなもので、自分の感性と合うところを見つけるのが大事だ」とトムは語った。
「重要なのは、テーラーとして何事に対してもフレキシビリティなセンスを持っていることだ」
ヘアドレッサーを選ぶようにテーラーを選ぶ新世代。彼らが作る今までにない新鮮なモダン・クラシック、それがトム・スウィーニーの世界だ。
本記事は2015年5月23日発売号にて掲載されたものです。
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THE RAKE JAPAN EDITION issue 04
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