時計大特集:百花繚乱!いま超高級時計が元気!

CARL F. BUCHERER
<カール F . ブヘラ>

October 2021

マネロ ミニッツリピーター
シンフォニー
トゥールビヨンのケージをボールベアリングにより外周部で支えるフローティングトゥールビヨンは12時位置に、ミニッツリピーターのチャイムのビートを決めるペリフェラルレギュレーターは6時位置に見られる。スイス・ジュラ山脈の森林に分布しているトウヒという木材によるレゾネーターも付属。世界限定88本。自動巻き、18KRGケース、43.8mm。¥53,900,000 Carl F. Bucherer(スイスプライムブランズ Tel.03-6226-4650)

ペリフェラル技術の
パイオニア
 ルツェルンの高級時計宝飾店をルーツとするカール F. ブヘラは、時計製造でも着実に技術力を積み重ね、2008年にはペリフェラル(外周)式巻き上げローターを搭載した初の自社製キャリバーを発表した。以来、ペリフェラルテクノロジーにおいて他の追随を許さない時計ブランドとしての地位を確立する。2018年には世界初のペリフェラル式トゥールビヨンを発表。そして今年、同社が満を持して送り出す最新作が、この「マネロ ミニッツリピーター シンフォニー」である。

 この時計には、三つのペリフェラル機構を搭載。ローター、フローティングトゥールビヨン、そして外周部で支えられたミニッツリピーター/レギュレーター機構である。その内部はもちろん複雑なのだが、外観はあくまですっきりとしており、クラシックでエレガントな佇まいは楽器のように美しい。

ダイヤルは6時位置にレギュレーター、5時と7時位置にハンマーが見えるようにスケルトン化されている。

本記事は2021年7月26日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 41

Contents

<本連載の過去記事は以下より>

HUBLOT <ウブロ>

PATEK PHILIPPE <パテック フィリップ>

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JAEGE-RLECOULTRE <ジャガー・ルクルト>

MONTBLANC <モンブラン>

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TUDOR <チューダー>

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HERMÈS <エルメス>

HARRY WINSTON <ハリー・ウィンストン>

ROLEX <ロレックス>

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