October 2021

THE SHUTTER SCENE 05

気軽に穿けるリーバイス517の
フレア感が新鮮!

Tomoyoshi Takada / 高田朋佳1982年生まれ。ビームスでブリッラペル イルグストのバイヤーを経て、2019年よりシンガポールのコロニー クロージングのクリエイティブディレクター。ベルウィッチのクリエイティブ アドバイザー、デザインワークスの商品企画も手がけている。

リングヂャケットのコットンリネンの白ジャケットに、オーベルジュのリネン100%のシャツ、それに90年代のアメリカ製リーバイス「517」。フレアも自然な感じなので意外と使い勝手がよく、Tシャツを合わせるだけで足がきれいに見える、とも。足元に合わせたのはボードイン&ランジのベルジャンシューズ。

 テーラードクロージングとの相性のよさから、ここ数年、特にアジアのクラシックシーンにおいてリーバイス501XXなどの高価なゴリゴリのヴィンテージジーンズが人気を集めて久しいが、「希少価値のある高価なヴィンテージジーンズはエレガントなスーツ以上に着るのに気を遣うので、性に合わない」と高田朋佳氏。そんな中でシルエットも含めて最近の気分なのが、リーバイスの「517」だそう。

「裾がさりげなくフレアしたシルエットは脚を長く見せる効果も高く、スタイルに独自性をもたらしてくれながらも価格が手頃。気を遣わずに穿けるところも含めて気に入っています」と高田氏。

「クリースを入れて穿いてもいいし、秋冬はモードっぽく、517にサンローラン的なブーツを合わせてみたいですね」

1960年代に誕生したリーバイスの517は、ブーツカットジーンズの代表モデル。こちらは1970年代のバージョンを再現したリーバイス・ビンテージ・クロージングの復刻モデルで、ゆったりとしたフィットと美しいフレアシルエットが特徴。プリシュランクのライトウォッシュデニムを使用しており、オレンジタブ仕様。¥24,200 Levi’s Vintage Clothing(リーバイ・ストラウス ジャパン Tel.0120-099-501)

本記事は2021年7月26日発売号にて掲載されたものです。
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THE RAKE JAPAN EDITION issue 41

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