October 2021

時計大特集:百花繚乱!いま超高級時計が元気!

A. LANGE & SÖHNE <A.ランゲ&ゾーネ>

トリプルスプリット
トンダグラフ
2018年のSIHHで話題をさらった「トリプルスプリット」が今年、ピンクゴールドケースにブルーのダイヤルという新色カラーを纏い、モダンかつラグジュアリーなルックスで復活。6時位置には最長55時間のパワーリザーブ表示を備える。世界限定100本。手巻き、18KPGケース、43.2mm。¥20,400,000 A. Lange & Söhne(A.ランゲ&ゾーネ Tel.03-4461-8080)

計時の新次元を開く超絶機構 ドイツ・ザクセンの時計産業の礎を築いたA.ランゲ&ゾーネは、さまざまな複雑機構に取り組んできた。中でも同社が誇る究極のクロノグラフが、3組のスプリットクロノグラフを備えた「トリプルスプリット」である。

 一般的にスプリットクロノグラフとは、同時に計時をスタートした2件を比較できるという機構で、計測は最長60秒である。しかしA.ランゲ&ゾーネは、2004年に分積算計にもラトラパント針を追加して最長30分の計測・比較できる「ダブルスプリット」を発表。クロノグラフの雄として不動の地位を確立したが、2018年はさらに、時積算計にもラトラパント針を追加。このモデルで最長12時間もの計測・比較が可能となった。これは、マラソンといった長時間に及ぶ計測で実力を発揮する。他に類を見ない、凄まじい技術を結集したクロノグラフである。

12層の「Cal.L132.1」は圧巻だ。配置はもちろん、各パーツの丁寧な仕上げも審美性を高めている。

本記事は2021年7月26日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 41

Contents

<本連載の過去記事は以下より>

HUBLOT <ウブロ>

PATEK PHILIPPE <パテック フィリップ>

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RICHARD MILLE <リシャール・ミル>

JAEGE-RLECOULTRE <ジャガー・ルクルト>

MONTBLANC <モンブラン>

CARL F. BUCHERER <カール F . ブヘラ>

PARMIGIANI FLEURIER <パルミジャーニ・フルリエ>

TUDOR <チューダー>

JAQUET DROZ <ジャケ・ドロー>

HERMÈS <エルメス>

HARRY WINSTON <ハリー・ウィンストン>

ROLEX <ロレックス>

GRAND SEIKO <グランドセイコー>

IWC <アイ・ダブリュー・シー>

CHOPARD <ショパール>

PANERAI <パネライ>

BLANCPAIN <ブランパン>

BREGUET <ブレゲ>

AUDEMARS PIGUET <オーデマ ピゲ>

VACHERON CONSTANTIN <ヴァシュロン・コンスタンタン>

CORUM <コルム>

H. MOSER & CIE <H.モーザー>