RAKE-IN-PROGRESS:SAM HEUGHAN
サム・ヒューアン インタビュー
September 2018
text jessica beresford
photography nick kelly
——シリアスなドラマとコメディの両方を経験した今、これから追求していくことは何ですか?
「私はこの夏、2つの映画の仕事をしました。それぞれ少しずつ違う役どころです。私は出来る限り、いろいろな役を演じてみたいと思っています。俳優として、幅広いことをやってみたいのです。同じことを続けたいと思ったことはありませし、9時から5時までのような仕事は、私にはできません。いろいろな人を演じられることが、俳優としての喜びです」
——俳優として売れる前にしていた仕事は?
「いろいろな仕事をしました。私は俳優の卵として、ロンドンで12年間働いていました。冬のロンドンで、自転車でサンドイッチを届ける仕事もしましたが、まさに悪夢でしたね。いろいろなバーやレストランでも働きました。サウスバンク・センターで行われた、英国アカデミー賞のパーティで、バーテンダーとして働いていたこともあるんですよ。つい2、3年前のことです。俳優として、こちら側に来られたことはラッキーでした。名前は言いませんが、ロンドン・ファッション・ウィーク中のあるイベントで、ボーイとして働いているとき、友人だと思っていた俳優に、ばったり出会ったことがあります。私の仕事は、ゲストの使ったグラスと灰皿を片付けることでした。彼は私には目もくれず、飲み終わったグラスを私に押し付けて立ち去りました。私はグラスを持ったまま、そこに立ち尽くしていました。まるで阿呆のように・・・。ハロッズ・デパートで、働いていたこともあります。香水売り場の売り子だったのです」
——他に進行中のプロジェクトは?
「つい最近、アクション・ムービーの仕事をしました。原作はコミックです。ぜひ楽しみにしていて下さい!」