PATEK PHILIPPE “TWENTY~4®”

パテック フィリップ:
現代女性に寄り添う“クラシック”

December 2020

text kioko kobayashi

TWENTY~4
7300/1200
2018年に発表され、瞬く間に厚い信頼を得た自動巻きモデルのうちのひとつ。サテン仕上げのシルバー文字盤にバトン型指針とアラビア数字のインデックスを立体的に配置。オーセンティックな中に華やかな美しさを秘める。ベゼルにはダイヤモンドを二重にセッティングし、上品な輝きはリュウズやブレスレットのラグの流れるデザインと調和する。優美なローズゴールドのブレスレットに、特許取得の新しい折り畳み式バックルを装備。機械式時計の醍醐味のひとつ、スケルトンの裏蓋から内部を垣間見るとき、カラトラバ十字が刻印されたローターや磨かれたパーツの美しさに驚く。連続駆動時間は35〜45時間。自動巻き、18KRGケース×ダイヤモンド、36mm。¥5,070,000 Patek Philippe(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター TEL.03-3255-8109)

 実生活には向かない一時代前の装飾過美な時計や、甘すぎるデザインのレディスウォッチが氾濫する中、パテックフィリップの“ TWENTY~4®”は、その哲学に基づく女性用のエッセンシャルなタイムピースとして1999年に初登場した。以来、その名の通り“24時間”、常に女性のパートナーとなる完璧なタイムピースとして高い支持を得てきた。

 さらに2018年のラウンド型ケースの自動巻きモデル「7300/1200」の成功を引き継ぎ、2020年の今年は、《マンシェット》タイプのニューモデル「4910/1200A」が発表された。従来のレクタングラーモデルと較べると、ストリームラインの優雅さが一層際立ち、カフスブレスレットのフィット感がさらに楽しめるようになった。またアラビア数字のくっきりとした印象、落ち着きのあるブルーとグレーのグラデーションも、放射状に広がるソレイユ文字盤と完璧に調和する。

 上質なエレガンスを体現する“TWENTY~4 ®”は「現代のクラシック」と呼ぶにふさわしく、不変の美しさを備えている。

スタイルに合わせて選べるバリエーション左:機械式時計への憧憬と美しさを兼ね備えたモデルの中でもブルー・ソレイユ・ダイヤルは自然の豊かさを讃えたタイムピース。「TWENTY~47300/1200A」自動巻き、SSケース×ダイヤモンド、36mm。 ¥2,910,000 
右:シャープで知的な女性に似合うきりっとした表情が魅力的。個性とスタイルに合わせて選びたい。「TWENTY~4 4910/1200A」クオーツ、SSケース×ダイヤモンド、25.1×30mm。¥1,540,000 both by Patek Philippe(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター TEL.03-3255-8109)

本記事は2020年11月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 37

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